その想いが届きますように。 3【木兎光太郎】 (ページ40)

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赤葦｢そうなんだ！｣

そう言うと、京ちゃんが何も言わずとも一緒に帰ってくれる

『こーやって京ちゃんと帰るの久しぶりだね』

赤葦｢そうだね｣

その後も何気ない会話をしながら、家のエントランスに着いていた

エレベーターを待っていると

赤葦｢これ！｣

京ちゃんから小さなラッピングされた袋を渡された

赤葦｢メリクリ！｣

『なんと！？京ちゃんありがとー！』

その場で開けようとした時

赤葦｢家に帰ってからにして？｣

と止められたので

『えー？気になるのに！』

仕方なく、あけるのをやめた

赤葦｢じゃーまた明日！木兎さんによろしく！｣

『分かったよー！また明日ねー』

そう言って家に入ると、リビングではお母さんが
夜ご飯の準備をしていてくれた

『わー！今日は、家のご飯がクリスマス仕様になってる！』

母｢そりゃ光太郎くん来るんだから、そーでしょ？｣

笑顔で言うお母さんに

『荷物置いてきたら、私も手伝う！』

部屋に荷物を置きに行った時だった

......ピンポーン

母｢はーい！｣

私よりも先に、お母さんがインターホンに出ていた

私はバタバタしながら、玄関に向かう

木兎｢お邪魔します！｣

『光太郎いらっしゃい！早かったね！』

木兎｢楽しみだったから、急いできた！｣

そう言いながら家の中に案内した