その想いが届きますように。 3【木兎光太郎】 (ページ38)

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木兎｢Aここからは目をつぶってて！｣

『目つぶるの？歩く時怖いよ！』

木兎｢俺が手をひくから大丈夫！｣

言われるがまま目をつぶり
木兎先輩に優しく手をひかれながら少し歩くと

木兎｢目開けて見て見て！｣

『ほぇー！！』

道の左右の木々に、白や水色、青の電気がついていて
それがどこまでも続く長いイルミネーションになっていた

『綺麗！！』

木兎｢これAにみせたかったんだ！｣

『嬉しい！光太郎ありがとー！』

木兎先輩は、嬉しそうに笑うと私の手をひいて
イルミネーションの道を歩き出した

途中、2人でツーショット撮ったりした

イルミネーションを見終わり、家に向かっている途中

木兎｢Aがさ、遠くに行っちゃうような気がして｣

『ほぇ？なんで？』

木兎｢この前の撮影からまた人気出てきたみたいだし！｣

『私なんてまだまだだよ！』

木兎｢でもこの間、木葉とYouTube見たらコメント欄に書いてあった！｣

『だとしても、私は光太郎が1番だよ！遠くに行かない！光太郎のそばにいるよ！』

手をぎゅっと握って伝えると

木兎｢ありがとう！俺最近、余裕なくなってるなー｣

『そんなことない！』

木兎先輩に抱きつき

『私だって会えない間、光太郎が誰かにとられちゃうんじゃないかって心配になるもん！』

木兎｢そうなの？｣

『そーだよ！不安になったりしてるのは光太郎だけじゃないよ！』

そう言うと優しくハグしながら

木兎｢もっとちゃんと伝えるようにする！不安にさせてごめん！｣

『私もごめんなさい！今度からはかかえる前に言うようにしようね？』

木兎｢わかった！｣

そう言うとキスをされた