その想いが届きますように。 3【木兎光太郎】

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SKY｢顔真っ赤だね！可愛い｣


私の頭をぽんぽんとすると、ニコッと笑った


"木兎先輩と笑った目のしわが似てる"


そんなことを思いながら、飛行機に乗り込む


私はSKYさんの隣で、また緊張していると


SKY｢俺さ！西島さんにAちゃんの事きいて、写真見してもらった時、ピンってきてそれで今回オファーさせてもらったんだ！｣


『そーなんですか？』


SKY｢だからすごく楽しみなんだ！いいMVのために宜しくね？｣


さらっと話しかけてくれるから、その後も話しやすくて
あっという間に飛行機は目的地についていた


ついて、ホテルに荷物を預けるとすぐに撮影場所に向かう


衣装に着替え、メイクや髪のセットをしてもらう


真っ白なワンピースに、金の髪飾りをつけ、髪はおろしたまま
とてもシンプルな格好だった


草原のような所で撮影をする


1人で歩いているところや、木を見つめたり
SKYさんとすれ違って歩いたり
白い砂のような物を手から少しずつ落としたり
横になって本をお腹にのせて、目をつぶったり
その間もSKYさんや監督さん達に見られながらなので
緊張していると


SKY｢Aちゃーん！｣


そう言って、変な動きをしたり
喋りかけてくれて笑わせてくれた


SKYさんの撮影の時は、自分も勉強をと思い
見ているとさっきとガラッと雰囲気が変わり
目付きや撮られ方、角度
歌詞に合わせて変える表情も目が離せなくなっていた

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