ドS上司２【黄】 (ページ2)

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小瀧くんの家に入ると爽やかな匂いに包みこまれて

あ、なんかこの匂い好きかも、なんて

小「意外ときれいでしょ？」

「うん、今びっくりしてる」

きれいに片付けられた部屋は

モノトーンを基調としていて

大人、って感じの部屋で。

ちょっと素敵かも、

少し小瀧くんが大人びて見えた。

小「じゃあ作っとくんでくつろいでてください」

なんて言ってくれるからお言葉に甘えて

ソファに腰掛ける。

フカフカで気持ちいい、

思わず寝そうになって

小「寝たら襲いますよ」

「なっ、」

小瀧くんの声で起こされて

「やっぱ手伝う」

そう、リビングへ行く。

そしたら黒いエプロンを付けて

手際よく材料を炒める小瀧くんがいて

「え…、上手、」

小「でしょ？」

そう、得意げに笑う小瀧くんから目が離せなくて

「かっこいい、」

思わず思っていたことを口にしてしまって

ハッと気付いて口を手で覆う。

小「知ってます」

そうやって余裕綽々と振る舞う小瀧くんをみて

なんだかすごく悔しい気分になるけど

…小瀧くんも、耳赤いじゃん

そう気付いて

「小瀧くんも照れてるじゃん」

小「そんなことないですー」

「耳赤いもん！！」

なんて言い合いをして

小「もうAさんしつこい！」

「っ！」

そう、炒め終わってお皿に置いていた

ウィンナーを口に突っ込まれて

「んんっ！」

小「変な顔(笑)」

負けた気がしてめちゃくちゃ悔しいけど

なんだかすごく、楽しかった。

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