淳太くんの彼女 【黄】

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淳太side







中『今日電話できそうやねんけど何時頃帰る予定？』







Aをサプライズで驚かせたいから

そういう口実でAの帰宅時間を聞き出す。

なんも疑ってないAはいつも通り教えてくれて








あーどうやって驚かそうかな

なんてウキウキして







桐「にやけてんで、気持ち悪〜」

中「なんとでも言え」







もうAに会えるって考えただけで嬉しくて







中「おつかれっしたー」







収録が終わるなり、そそくさ帰る。








まだちょっと時間あるな








久しぶりに会うし

記念日も近いからなんか買って行こうかなって

帰り道にお店に寄って







中「これ、ください」







Aに似合いそうなネックレスを見つけて

包装してもらう。

それを待ってる時間さえももどかしくて







早く会いたい

抱きしめたい







そんなことばかり考えながら

Aが帰ってくる時間まで時間を潰した。







.







やっとAが家に帰るって言ってた時間が近づいてきて

Aの家へ向かう。







喜んでくれるかな

びっくりしてくれるかな







手に持ったネックレスを見てはにやけて、

を繰り返して家の近くまでくる。







あーなんか緊張してきた

会ったらなんて言おう、

…そんなんなんぼでも出てくるか







中「よし、」







ドキドキと加速する胸を抱えて







ここ曲がったらAの家や、

やっと会える、







その想いで曲がったら







中「…え、」








A、？







そこには家の前で知らん奴に抱きしめられてるAがおって。

目に入ってくる光景が信じられへんくて








中「っ、」








今来た道を引き返した。



.

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