▼6 ページ6
望side
今日は学祭。
俺らのゼミも出店してて。
子供達が科学の原理でできたおもちゃで遊んだりする科学館的な。
まあ半強制的に教授に出さされてるだけやけど
めんどくさいなー
はよ終わらんかな
って思ってぼーっとしながらお菓子食べてたら
「一個ちょーだい!」
って俺の隣に座りに来たA。
なんやこいつ、子供みたいやな
小「むっりー」
「けち!もーらいっ」
俺の許可も得ずに食べるAは
無邪気に笑って、ほんまガキ。
こういうとこが可愛いんやけど
誰に対してもこんな感じやから
「なーなー、あとで出店まわろ!」
小「2人で?」
「え?うん、なんで?」
こうやって俺を困らせる。
そんなん誰だって言われたらちょっと期待するやん
やから俺もきたこれ、って思ったけど
重「A、フランクフルト買いに行こや」
「おお!いいな」
ほら、こうやってしげとも2人で行く。
Aにとっての2人は俺にとっての2人より全然軽くて
なんでもないんやろな、って思うとなんか悲しくなる。
藤「あーあ、Aとられたやん」
小「ええねん、あとで一緒にいくって約束したから」
藤「A忘れそうやけどな(笑)」
小「…たしかに、」
忘れてたら忘れてたでまだまだ俺は
Aのなかでそんなもんってことやし、
素直に言われるまで待ってみよ
.
528人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みどり(プロフ) - もし良ければ続きが見たいです! (2020年2月24日 13時) (レス) id: f63555df24 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なる | 作成日時:2019年6月9日 15時