淳太くん家の家政婦さん ２【黄】

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淳太side




Aちゃんの家について荷物を中にいれる。

家の中に入った瞬間ふわって大好きな匂いに包まれて






中「めっちゃAちゃんの匂いする」






って思わず言ってしまった。

Aちゃんはそれには無反応で

でも、






ちょっと顔赤い、？






荷物をおいて玄関に向かうとAちゃんも来てくれて






「また連絡お待ちしてますね」






それは仕事の依頼として？

もしくはプライベートで？






…まあ、前者やな

ついつい、いい方に考えそうになる自分を抑える。






「じゃあ…、また」







ああ、ほんまに終わってしまうんか







中「うん、またね」






Aちゃんはちょっと寂しそうな顔で微笑んで

ドアを閉めようとドアノブに手をかける。







__後悔しいなや？






今日照史に言われた言葉が脳裏をよぎる。

ほんまにええんか？これで






この関係を壊したくない

これからも会いたいからこのまでいい






そう思ってたけど、

やっぱり…、






中「っ、」






閉まりかけたドアの間から中に入って







「え…、」






びっくりして固まるAちゃんを抱きしめる。







中「ごめん、…やっぱ嫌や」

「中間さん…？」






愛しい人に名前を呼ばれて

たまらず抱きしめる力を強める。






中「Aちゃん、」







こんなこと言うたら困るかな







中「好きや。…ずっと、一緒におりたい」






でももう溢れ出したら止まらへんねん

抑えられへん、







「…も、」

中「…っ、ごめん」






かすかにAちゃんの声がして

ハッとしてAちゃんからゆっくり離れる。







中「…っ、」






そしたらそこには







「…私もです、離れたくないです…、」






大粒の涙を流して嬉しそうに微笑んでるAちゃんがおった。



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