淳太くん家の家政婦さん ２【黄】

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淳太side





移動中も仕事中も






___私のことどう思っているんですか…？







あのときのAちゃんの言葉が離れへん

…そんなん言われたら俺だって期待してまうやん

普通興味もない相手にそんなん聞かんよな






そう思うけど






__好き、って言われました






これも引っかかってて。

なんでそんなん言うてしまったんやろうって

全然記憶にないけどAちゃんからしたら嫌やったやんな、






泥酔してる俺に急に告白されて。

それから？

俺に自分のこと好きって言われてるような発言されて






だから俺のことが好きやから聞いたとかじゃなくて

単にやめてください、って意味で聞かれたんかもしれへんし、






あーもうわからへん、







どれだけ考えても答えは見つからんまますぐに時間は過ぎる。

夕方頃家に帰るとAちゃんはまだ仕事に行っていておらんくて。







よかった、なんて思いつつ

この関係を壊したくないからもう朝のことには触れないでおこうって

そう決めた。







Aちゃんから聞かれたらその時は

もうそれは仕方ないからちゃんと本心言って

きっぱり諦めよう、






.






Aちゃんが遅くなりそうやったから

今日はお疲れのAちゃんにご飯を作ってあげようと思って作ってみるけど







中「めっちゃ難しいんやけど、」






1人で作るってこんな大変なん？

っていうぐらい全然進まんくて。

改めてAちゃんのすごさを知る。






そうこうしているうちに玄関で物音がして

あ、帰ってきた、ってなって一気に緊張するけど

こういうときは初めが肝心やから、






中「おかえり」






元気よく、玄関でAちゃんを迎える。

俺をみた瞬間はちょっと曇りぎみの笑顔やったけど

すぐいつもの笑顔になって






「ただいまです。…晩御飯作ってくれたんですか？」

中「うん、仕事早く終わったからさ？今日は1人でもできるでっていうのを見せようと思って」

「ふふ(笑)楽しみです」






そう言いながらちょこちょことリビングへ向かう俺の後ろをついてくる。






可愛いなほんまに、

ずっとこのまま一緒にいたい、







そう思うからこそ、この関係を保つために

自分の気持ちを押し殺した。



.

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