傷だらけの ページ39
俺が悠と一緒に部屋の前の廊下を掃除していると慌てる声が聞こえてきた。
俺は悠の手を握り一緒に走り出す。
俺と同じで鬼の悠は足がとても速い。本気で走れば足は悠の方が速いだろう。
ものの数秒で扉の近くにつくと血だらけで動けそうにない和泉守が歌仙さんに背負われている。
歌仙さんも和泉守ほどではないが傷を負っているようだ。
他の人たちもさほど変わりはない。
俺の心臓はうるさいほどに音をたてた。自分でも血の気が引いていくのを感じる。
「.....悠」
「お兄ちゃん？」
「手入れを頼む」
「わかった。お兄ちゃんはどうするの？」
俺は無言で悠の手を離した。
周囲から、やっぱり前と同じだ。とかまた傷つけたのかと声が聞こえてくる。
俺は近くにいた一期さんに悠を頼むと伝えて悠が歩き出したのを見送ってから扉から飛び出した。
様子を見ていた刀剣男子たちも部隊と一緒に手入れ部屋のほうへ向かったようでもう誰も見ていない。
.....早く、早く資材を集めないと。
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季歌(プロフ) - 雷雅さん» ありがとうございます！頑張りますっ (2019年8月6日 17時) (
レス) id: 178174085c (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください！ (2019年8月1日 8時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
季歌(プロフ) - レイナ丸さん» ありがとうございます!! (2019年5月2日 13時) (レス) id: 178174085c (このIDを非表示/違反報告)
レイナ丸(プロフ) - いいですね！！こう言う兄弟もの大好物なんですよね！更新頑張ってください！！！ (2019年5月2日 12時) (レス) id: 0d2b714c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：季歌 | 作成日時：2019年5月2日 3時
