挨拶 ページ33
「今日、Aと悠の存在を此処の刀剣男子に伝える。知らない霊力が動きまわていて不安に感じているものも多いからだ。良いな？」
部屋で着替え終わると三日月さんが現れ、そう告げた。
悠の小さく震える手を握りしめながら三日月さんを見つめた。
冷たい瞳がこちらを見つめ返してくる。
すっと息を吸い込んだ。
「分かった。だが、悠に危害を与えるのは許さない」
「約束しよう。」
「お兄ちゃん...」
「大丈夫だ」
できるだけ優しく見えるように俺自身の不安を覆い隠すように悠に向けて笑いかけた。
「どこへ行けばいい」
三日月さんは目線だけで俺たちを促した。
俺は悠の手を握りなおして歩き出した。三日月さんの後ろを追いかける。
「ここだ」
先ほどまでおにぎりを食べていた食堂だった。
そこには既にたくさんの刀剣男子がいる。
「重傷で動けないものなどは、おらんが、彼らがこの本丸の刀剣男子だ」
中には見知った顔もあってこちらを不安げに見ている。軽く目線を合わせて笑って見せると笑い返してくれた。
そんな彼らをみて悠も少し落ち着きを取り戻した。
「俺たちが、ここに新しく来た審神者だ。」
食堂がざわつく。
「俺の名前はA」
「ぼくは悠...」
「貴方たちを気づつけるつもりはない。俺は悠が安心して暮らせる場所が欲しいだけ」
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季歌(プロフ) - 雷雅さん» ありがとうございます！頑張りますっ (2019年8月6日 17時) (
レス) id: 178174085c (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください！ (2019年8月1日 8時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
季歌(プロフ) - レイナ丸さん» ありがとうございます!! (2019年5月2日 13時) (レス) id: 178174085c (このIDを非表示/違反報告)
レイナ丸(プロフ) - いいですね！！こう言う兄弟もの大好物なんですよね！更新頑張ってください！！！ (2019年5月2日 12時) (レス) id: 0d2b714c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：季歌 | 作成日時：2019年5月2日 3時
