溺れてる【さとみ】

21話 ページ22

さ「だってどうせAが乗るの助手席だし､後ろは畳めるから。そこまでデカくないから大丈夫だと思うよ。」

『なるほど！じゃあ持っていきます！』

さ「待て、待て、待て。なんで持とうとしてるのw
え、馬鹿なの？馬鹿でしょ！」

『疑問形から肯定系になった！え、なんかおかしいことしました？』

さ「おかしな事だらけだわw
俺が持つから。お前は持てるだけの荷物もって。
取り敢えず第1弾を下に持ってくぞ〜」

『ハイスペックやぁ…すこ！(ﾎﾞｿｯ)
りょうかいです！』

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さ「これ1回下に置いても平気？畳まなきゃいけないから」

『全然いいですよ！ウェットティッシュ持ってるから！』

さ「何故にウェットティッシュw」

『さとみくんの家に持っていく時に砂ついたまんまだと床が汚れちゃうし傷ついちゃうから』

さ「綺麗好き？」

『そこまで酷くないけど､相手に汚いって思われない程度に』

さ「程よい綺麗好きね。いいわ」

『ほんと？ありがとうw』

さ「いーえ。さぁさぁ！第2弾！
あとは何がある？」

『あとは痛バ1個と食器類とぬいぐるみ2個！』

さ「だいぶ第1弾でいっぱい持ってきたね」

『ほんとは痛バ全部もっていこうと思ったんだけど､重かった。』

さ「ってか痛バ何個持ってるの？」

『さとみくんの家にあるやつ入れると5個くらいかな。』

さ「わぁお。その日の気分で痛バ変える感じ？」

『うん。でも最近は前の缶バッジついてる痛バは全然使わない。取られちゃうかも知れないから。』

さ「あー。最近多いもんね。なんかごめんね。」

『さとみくんが謝ることじゃないよ！？私の気分！』

さ「ほんと？」

『うん！つぎ行こ！』

さ「そうだね！全部持てる？」

『持てる！鍵閉めるね！』

さ「忘れ物ない？」

『えーっと。……なし！おっけぃ！』

さ「れっつごー！」

『れっつごー！』

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さ「ごめんね。結局ぬいぐるみ１個だけ入らなくて」

『いや！この車の中には入ってるから大丈夫だよ？』

さ「抱えてるのも車の中に入ってるに入るのねw」

『そうじゃなきゃ私が車の中に入ってないw』

さ「それもそうか」

『でしょ？』

さ「これ言ってもいいかわかんないんだけど言ってもいい？」

『どうぞ！』

さ「物が少なかったから1回で終わったし、多分荷解きも楽だと思うよね。」

『うん！物欲なくてよかったって思ったもん！』

さ「着いたら手伝うね」

『ほんと？ありがとう』

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