Friend*28 ページ29
『うわぁ、キレーっ!』
外に出ると、きれいな夕焼けが私たちを迎えてくれた
「あんまはしゃぎすぎんなよ。」
私が喜んでいると、ゆっくりと歩く悠月がやってくる
『うわ、なにその大人な感じ。』
「いやだって、俺大人だし?笑」
『子どもが大人って言いたがるんだよねー笑』
私が足を少しだけ、ゆっくりと動かすことにすると、隣に悠月が来た。
「やっと笑った。」
『え?』
のびる影が、私達の近いようで遠い距離を表している
「なんかさ、最近俺の前で笑ってくれなかったから。」
『っ……すごいね。』
「ん?」
『悠月は、なんでも気付くんだね♪』
心配かけないように、明るく言ったつもりだった。
なるべく、明るく。
なのに、なんであなたは
「どうしたの?」
気付いちゃうかなぁ?
ゆっくりと、悠月の手が私の腕をひいた
『っ///』
思わず顔が赤くしてしまうと、悠月も
「あ、わり。ごめん、大翔いんのに。」
そういって顔を赤らめた。
『ねぇ、あのさ。』
「ん?」
『いつも………迷惑ばっかかけてごめん。』
「え」
『あと』
――――――いつも、そばにいてくれてありがと。
私は空気を変えたくて、悠月にそう伝えた。
「なに、いきなり。お前が素直とか……こわっ」
『な!』
「ははっ、うそうそ、冗談だって♪」
やっぱり私が好きなのは
「でもやっぱ、なんかあったっしょ?」
あなたです。
201人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロン(プロフ) - 最高の終わり方だああぁぁあ(´TωT`)こういうの好き!密かに続きを見たい自分がいるw本当に素敵な作品でした!!!!! (2019年10月16日 18時) (レス) id: 5da2cd98ce (このIDを非表示/違反報告)
れおん - 最高でした。感動して、涙が止まりませんでした。素晴らしい作品を、ありがとうございます。 (2018年11月15日 4時) (レス) id: 8f05888d5b (このIDを非表示/違反報告)
相葉梨乃(本人) - 久々にこのサイトで小説を読みました!また来ますね!野いちご で『未来ポスト』を執筆してます!宜しくお願いします! (2014年7月1日 21時) (レス) id: 04227c95d6 (このIDを非表示/違反報告)
ちねな(プロフ) - victoryさん» ありがとうございます!私は某アイドルさんが大好きなので、イメージはその方ですが、シナリオはあるアーティストの曲から考えました♪ (2014年1月19日 15時) (レス) id: 849a07c1db (このIDを非表示/違反報告)
ちねな(プロフ) - 正子さん» ありがとうございます!頑張ってくださいね、応援しています! (2014年1月19日 10時) (レス) id: 849a07c1db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちねな | 作成日時:2013年8月23日 19時