友達以上になりたくて、友達以外になれなくて。 【名前変換小説】

Friend*15 ページ16

今日の授業でも、相変わらず

斜めをみる。


(ふふっ、可愛いな♪)


なんて、馬鹿なことを考えながら

でも今、大翔は顔を伏せていて、見つめやすい状況にある。









『？』




すると突然大翔は起き上がり、ノートをとっているのか、何かを聞き出した。






(あーあ。)






こんなことを思っている私って、重症だよな。




あれ？





なんか………机におかれたんだけど。





机にいきなりのってきた一切れの紙。




ふと斜めをみると、大翔はまた、顔を伏せていた。






『………？』





先生にばれないように、そーっと開けてみてみる。









.









.









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その紙には









大翔の、男の子っぽい字で








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.









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―――見すぎだから、ばーか。




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そう書いてあった。




『っ！？』




バレてた！？



見ていたと分かってしまうと、急に恥ずかしくなって大翔をみると









「っ〜…………///」









彼も耳まで赤くなっていた。









あ、幸せ。







なんで朝はあんなことをしたんだろ。






きっと、これでいいんだよ。









私が一人、幸せにふけっていると、授業の終了を知らせるチャイムがなった。









それが合図だったかのように、大翔はまた、起き上がるとこちらを向いて









“み・ん・な！”






と、まだどこか赤みののこる顔でそう言い









「(ﾆﾋｯ)」









お日様みたいな笑顔で笑った。

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