あまい短編集 (ページ7)

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犬と狼２石川祐希ページ7

頭を働かせ指を動かしてようやくお仕事終了。

自分では30分ぐらいしか経ってないかな...と思ってたけど時計をみると祐希が拗ねてから１時間以上も経っている。

「まずいな... 」と思いながら祐希をちらりとみると私の視線に気づいたのかくるりと体の向きを変えてこちらを見つめる。

「ご、ごめんね...？今終わったよ？」

「うん。」

「怒ってる...？」

「別に怒ってないし」

「怒ってるじゃん... 」

パソコンを閉じて周りのものを軽く片付け私のことを軽く睨んでいる祐希の隣に座った。

「もう俺寂しすぎて干からびそうだった」

「ごめんって。」

「許さないから」

「何したら許してくれる？」

「ん～そうだなぁ...今日は１日中俺とずっと一緒にいてね。ご飯食べる時もお風呂入る時もトイレは...まぁ仕方ないけど。
それで、Aからチューするのと今日は寝ないで朝までシちゃおっか。」

「は!?朝まで!? 」

「うん、あれだけ座り込んでパソコンに構ってたら体力有り余ってるでしょ？俺はAが構ってくれなかったから体力有り余ってるよ。」

「だからそれは仕事だから！それに祐希の体力なんて底無しじゃん！」

「そんな口答えしちゃっていいの？」

「え？どういうこと...？」

にやっと悪い笑みを浮かべたかと思うと私のことを抱き上げて歩き出す。

「ゆ、祐希!? 」

「口答えする悪いAちゃんにお仕置きね。」

連れてこられたのは寝室。

少し乱暴に私をベッドの上に下ろしたかと思うとすぐに私にまたがり服の中に手をいれた。

「ちょ、待って！」

「待たない。俺がどれだけお預け食らったと思ってんの... 」

「だからごめんって！それにまだ昼過ぎ！」

「昼も夜も関係ないから。」

いつもわんこな彼氏はオオカミさんに豹変したのでした。

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( 本当信じらんない...腰痛い... )

( ごめん...気絶するなんて思わなかったから... )

( だって... )

( だって何？気持ちよすぎた？ )

( ～っ！もう祐希なんて知らない！ )

( へ～そんな口きいていいんだ...もっかいね )

( 嘘嘘！ごめんなさいいいい！ )