第153奏 破壊的シープ ページ10
こんな攻撃で、僕は死にませんよ
バン
ティキの攻撃を左で防御する
って、後!?
(や、ヤバ…)
そのまま押し出され、塔の外に出る
「っ…」
「死ぬんじゃねぇぞ…A」
「A、ラビ…ッ」
フレッドとリナリーの声が聴こえた気がした
ドン
左腕を支えにし、柱に着地
ティキも、空中に着地する
「落ちるなよ、少女」
ブァッ
無数の刃が僕に向かって飛んでくる
(かわさなきゃ、落ちるよね、これは…)
開放 鎌鼬
ドン
リナリー程の速度は出ないが、これくらいなら余裕でかわせる
そして―
ギャッ
帯がティキの左腕に伸びていき
ギッ ギュィ
締めるように巻きつく
(油断しすぎ)
帯を縮めていくと、自動的にティキの元に引き寄せられる
ゴッ
ガードされ、それと同時に柱が一本落ちていく
ズガ ドガ
殴られたら、やり返す主義なので
ザァァァァ
「わぉ」
水も、地面のように扱えるんですね
ちなみに、こちらは鎌鼬です
さあ、次はどんな攻撃ですか?
ヴヴヴヴ
(!!?)
僕は―
いつの間にか、ティーズ達に囲まれていた
四方八方、ティーズだらけ
しかも、ダークマターの発射準備中
カッ
ギィア
発射される、無数のダークマター
シャン
仮面を付け
バッ
マントで
ズバッ
一掃する
「ギィアアァアァア」
「ギィアアァアアウゥゥッ」
ティーズ達の悲鳴だけが響く
「全身、鎧みたいなもんだな、こりゃ。
「白の道化」というより、白い悪魔って方がしっくりくるぜ、少女」
悪魔…ですか
まぁ、僕これでも、元魔女なので
嬉しいような、嬉しくないような…
「ゾクゾクするね」
パキ パキ
「この手でもう一度、壊してやるよ…!」
やれるものなら、やってみろ
キィィィィィ
「あの夜のように…もう一度、少女のその左壊して、捥ぎとってやるよ」
お断りします
また壊されるのは、嫌です
折角の苦労が、水の泡になりますから
「覚悟しろよ?」
煙草を捨てるということは…
仮面を下げ、ティキを見る
(来る! 伯爵とノアの一族が持つ、イノセンス破壊の力)
あの時の気持ちは忘れない
思い出すのは、あの夜…イノセンスを破壊された時のこと
ギリッ
ー いいかい、Aくん? −
江戸に向かう途中、コムさんに言われたことを思い出す
ー 次に、もし…ノアと遭遇し、イノセンスを破壊しにこられたら、
何とかして、回避するんだ。真っ正面から、受け止めてはいけない! ー
→
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道化師ロキ - とっても面白いです！更新がんばってください！応援しています！ (2017年7月26日 14時) (
レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
アイリア - コメント、ありがとうございます。無理しないよう気をつけながら、更新していこうと思います! (2016年7月14日 16時) (レス) id: a2eced5c3e (このIDを非表示/違反報告)
切り身*.(プロフ) - 初めから読んでます。いつも更新楽しみにしてますので無理せずに頑張って下さい！ヽ(*´∀｀)ノ (2016年7月12日 17時) (レス) id: b30fa4f571 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイリア | 作成日時：2016年6月18日 10時
