第189奏 捨て子とピエロ ページ46
「言っときますが、僕は何も企ててないし、「14番目」のことも全然知りませんから!」
「そうですね。大抵皆はじめは、そうやって否認します」
ピキッ
「……っ」
どーゆう意味だそりゃあ
ちょっと、コイツを殴ってもいいですか?←
「A。コイツ、喰っていい?」(怒)
「いいよ、と言いたいけどストップ」
喰ったら、僕はもっと疑われる
フレッドも疑われるのは嫌だし
「キミは、自身と「14番目」の関係を行動で証明しているのですよ。
でなければ、なぜ方舟を動かすメロディーを知ってたんです」
ああ…
「それ!! それ思ったんですけど!!
きっと、あの馬鹿師匠が修業時代の僕に、
催眠術かで暗示をかけたに百パー決まってる!!」
マリアとか使って!!
脳傀儡って、応用すれば催眠術に使えると思ってるんですよ僕!!!
「そこに持っていきましたか」
「あの野郎ならやりかねないな」
「でしょ!?」
わかってくれるのは、フレッドだけだよ…!
「じゃあ」
そう言ってリンクが取り出したのは、楽譜が描かれた黒い紙
「
「!! それ…どうして…」
「ふふ…キミ。この楽譜のこと、コムイ室長に報告してませんよね?」
…ええ
「調べた所、これはどの時代、国、民族の文字にも合てはまらない、文字です」
そうだよ、だって
その文字は…
「なぜキミは、これが読めるのです?」
私とマナが作った文字…
「"誰か"から教わったのではないですか? この文字は」
でもそれは
「「14番目」が作った暗号ではないですか?」
絶対に言えない!
マナはただの旅芸人のピエロで
捨て子の私を拾って、育ててくれた
そして死んだ
マナをアクマにした私は
「どうなのです?」
エクソシストになった
それだけのはず!
私も! マナも!!
その時―
え…?
「A?」
「どうしたのですかA･ウォーカー?」
鏡には普通なら僕とリンクしか映らないだろう(フレッドは高さの問題で)
だけど、映っていた
あの黒い影が――…
ドサッ
驚きのあまり、書類を落とす
「どうしました?」
「い、いえ、なんでもないです…」
「A…?」
きっと、リンクには見えてないのだろう
今、影のことを説明しても、多分現実逃避か悪あがきにしか思われない
…頭がおかしくなりそうだ
マナ
私とあなたは、ただの捨て子とピエロだった
それだけだった
それだけじゃないのなら
私達は何者だったんだ
書類を拾い、書庫室に向かった
→
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道化師ロキ - とっても面白いです！更新がんばってください！応援しています！ (2017年7月26日 14時) (
レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
アイリア - コメント、ありがとうございます。無理しないよう気をつけながら、更新していこうと思います! (2016年7月14日 16時) (レス) id: a2eced5c3e (このIDを非表示/違反報告)
切り身*.(プロフ) - 初めから読んでます。いつも更新楽しみにしてますので無理せずに頑張って下さい！ヽ(*´∀｀)ノ (2016年7月12日 17時) (レス) id: b30fa4f571 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイリア | 作成日時：2016年6月18日 10時
