第182奏 イノセンス ページ39
「おぉぉおおぉぉ」
「フレッド! 魔法使ってください!!」
「あー…無理」
「は!?」
「だって俺、魔力の枯渇が激しいんだよね。ティキ戦で、ほとんど使い切った」
「なっ!? ペース配分を考えろといつも言って…」
「呑気に話してる場合じゃねェぞ!!」
「く、首…っ」
その時―
ポン キュン
「!? 何だ」
光る何かがチャオジーの近くに現れる
バシ
それは、腕輪となりチャオジーの手首に着いた
「! それ…」
腕輪のおかげか、チャオジーは軽々と―
「「「ぉおっ」」」
引き上げた
「すげっ」
そういえば、チャオジーって瓦礫を持ち上げてたような…
「え? あっ、そっか! お前、適合者だったよなっ。怪力ぃ〜〜〜♪」
「なに!?」
「手首にひっついた…」
「は、方舟が落ち着いて、チャオジーのもとにこれたのかも…」
(あれ? 確かイノセンスってコムイさん達科学班が形を変えるんじゃ…)
しかし、彼のイノセンスは勝手に腕輪の形になった
(不思議ですね…)
「これがイノセンス…アクマを倒す力…
…………アニタ様達がくれたんだ、きっと」
「………」
拳を握るチャオジー
彼はいい人なんだけど、何て言えばいいのか…
アニタさん達を妄信しすぎてるっていうか…
上手く言い表せない…
「そういやさぁ。オレのイノセンス大破しちまったんだけど、大丈夫かなぁ…」
ラビと神田の手には、六幻と槌の残骸が入った袋
「コムイさんが直してくれますよ。装備型は、痛くないでしょ」
装備型は、装備してる武器が壊れるだけで
僕みたいな寄生型とは違うんですから
あんなの、もう嫌だ
((問題は、アイツなんだよ))
「そんなことより、クロウリーが目を覚まさないのが心配です」
「だな。治癒魔法かけてるが、一向に治らない」
「そんなことって………」
だって、イノセンスなんてすぐ直るでしょ?
「リナリーと師匠が看てくれてますけどね、ふたりで」
ん…?
「「「「!!!!」」」」
「ふたりで?」
「女ったらしとリナリーが…」
「「「「ふたりで?」」」」
…急がないと!!
早くしないとリナリーが!!
師匠の魔の手からリナリーを守らなくては!!!←
バン
「!」
そこには…
リナリーと
リナリーの頬に手を添えている師匠
師匠が顔を近づければキスできる状態……
「はっ、はっ、犯罪です師匠!!!」
「遅かったかーーーっ!!!」
「ちっ、違うのA。今のは…」
「なんだ愛弟子、嫉妬してるのか? お前にもしてやるから、こっちにこい」
「ふざけないでください!!!」
→
第183奏 告白 ※神田さんが神田さんじゃありません→←第181奏 ティムって、どこまで大きくなるんでしょうか…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「成り代わり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
道化師ロキ - とっても面白いです！更新がんばってください！応援しています！ (2017年7月26日 14時) (
レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
アイリア - コメント、ありがとうございます。無理しないよう気をつけながら、更新していこうと思います! (2016年7月14日 16時) (レス) id: a2eced5c3e (このIDを非表示/違反報告)
切り身*.(プロフ) - 初めから読んでます。いつも更新楽しみにしてますので無理せずに頑張って下さい！ヽ(*´∀｀)ノ (2016年7月12日 17時) (レス) id: b30fa4f571 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アイリア | 作成日時：2016年6月18日 10時
