第171奏 再会 ページ28
「カカッ」
ティキの笑い声を合図に―
バッ
戦闘再開
カヵガ
ゴ
「A!!」
ドン
ズガガ
ガラ…
「はっ…はぁっ…」
「ふたりが…っ」
リナリーが動こうとしたその時
「「!」」
「リナリーさん!!!」
ゴッ
「!!」
(
ジャラララ
「!」
ジャラッ
ビン
鎖と帯がティキの腕に巻きつく
ギギッ カシャ
(無駄ですよ、そう簡単に解けません)
「間違えるな…」
ギッ ギリッ
「あなたの相手は、こっちだ」
痛む体を無視して立ち上がる
「言ってたでしょ、確か…
私を、殺したいんじゃなかったんですか…?」
私の言葉に、ティキの顔は笑みに変わる
そして―
バキン
ゴア
「あ…」
物凄いスピードで、こちらに向かってきた
「Aッッ」
「来るぞっ!!」
ギリッ
ザザザザ
「来い…っ。ここからもう…生きて出られないとしても、命が尽きるまで戦ってやる…っ」
バッ
私の目の前にはティキ
「マナとの約束だ…っ!!」
その時―
カッ
私の足元に、大きな円が現れた
「!!?」
ゴア
円の力のせいか、ティキが吹っ飛んだ
フッ
「……っ!」
円が消え、落下する
ヒュオ
「うわあああっ」
(ああ、このまま死ぬのか…?)
そう思ってた時
ガシ
誰かが、私の足を掴んだ
あ、ちなみに、私の団服はズボンですよ
パララ…
「なんだ、この傷だらけの娘は」
あれ…この声…
「傷をつくるなといつも言ってるだろ…」
この台詞…
「折角の美人が台無しだぞ、愛弟子」
この呼び方…
ヒョコ
あ、ティム
ヴヴヴヴ
私を掴んでいる人が乗っているものを見る
それは、鎖が巻かれた柩のようなもの
「これは対アクマ武器"
(てことは…)
確信しました
まぁ、普通はティムで確信するべきなんでしょうが
「お…おひさし…ぶり…です」
ザザッ
「なんだ、その"嬉しそうな"顔は」
いえ、全く嬉しくありません
見つけれたのは嬉しいですが、嬉しくありません
バサ
「おとそうか?」
やめてください
バサ ドサッ
「痛っ」
コイツ…本当に落としやがった
僕、これでも女なんですけど…
「マジ…?」
「あの…だれっスか…?」
「誰だアイツ」
「クロス…元帥…」
(はぁ!? アイツがクロス!!?)
やっと見つけた
会いたくなかったけども…
「師匠…」
僕の目の前には、インドで別れた時から変わっていない
大好きというワケでもない、でも嫌いでもない
師匠がいた
→
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道化師ロキ - とっても面白いです！更新がんばってください！応援しています！ (2017年7月26日 14時) (
レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
アイリア - コメント、ありがとうございます。無理しないよう気をつけながら、更新していこうと思います! (2016年7月14日 16時) (レス) id: a2eced5c3e (このIDを非表示/違反報告)
切り身*.(プロフ) - 初めから読んでます。いつも更新楽しみにしてますので無理せずに頑張って下さい！ヽ(*´∀｀)ノ (2016年7月12日 17時) (レス) id: b30fa4f571 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイリア | 作成日時：2016年6月18日 10時
