第167奏 encore（アンコール） ページ24
「扉があっても、自分だけ入らない気でいる?」
!
「…………さすがですね」
とりあえず、笑っておく
なぜ、わかったんだろう
「「さすがですね」じゃない!」
ゴッ
「あたっ」
「あ、リナリーの愛の鉄拳が」
あはは…
「神田とクロウリーが、どこかで足止めをくってるかもしれません。
師匠のことも気になりますし。方舟が崩壊する前に、ふたりを探しに戻ります」
僕が探すんだ
「私も…っ」
「リナリー達は、先に外へ。この中で、僕が一番まだ動ける」
動けるからこそ、探すんだ
「リナリーに、辛いこと言ってるのはわかってます。でも、聞いてください」(微笑)
リナリーの涙を指でそっと掬う
「ひどいって思ってるよ…っ。Aはいっつもそうやって笑う…っ。
人がどんな気持ちになってるかわかってて、笑うんだから…っ」
「リナリー…」
「でもね。私がAの考えてることがわかったのは、
私が…Aと今、同じ立場だったら、同じことを私もすると思うから」
そっとリナリーの指を握る
リナリー……
「ホームに、みんなで帰りたいの…っ」
…私もみんなで帰りたいよ
だから、探しに行くんだよ
「まだあったぞーーー! 引き上げっから、4人とも柄に掴まれーー
あっと! そうじゃねーや。リナリーとチャオジーはケガしてっから、
A、ふたり担いで上がれるか?」
「行けるか? A」
「問題ありません。フレッドは先に行っててください」
「…わかった」
タッ
あ、フレッドが垂直に走ってる
重力操作しなくても走れるからすごい
「しっかり掴まってくださいね」
「オレ重いっスよ!」
「大丈夫、大丈夫」
「ホントに大丈夫?」
「大丈夫です」
これでも昔、自分よりも大きい銀狼を投げ飛ばしたことあるので
柄を掴み、視線をレロ達に変える
(本当は連れて行きたいが、元ノアだからな‥)
ティキの友人達には悪いが、置いていく
「急ぐさ! この扉も、いつ消えるかわかんねェ」
リナリー達を下ろし
ヴン
神ノ道化を発動する
「! おいA!?」
「神田と、クロウリーを探して来ます。ラビ達は先に行ってください」
「はい、これ」と、お守りをラビに押し付ける
キィイィィ
ぞくっ
「! チャオジ…ッ」
チャオジーを押し飛ばす
ドン
「!」
先ほどまでチャオジーがいた場所から何かが出てきた
オオオォォ
「A!」
「な、なんだあれ…ムカデ…?」
ギギギ
「ぐっ。…ち、ちかづかない、で。あ゛…ぐ…っ」
→
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道化師ロキ - とっても面白いです！更新がんばってください！応援しています！ (2017年7月26日 14時) (
レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
アイリア - コメント、ありがとうございます。無理しないよう気をつけながら、更新していこうと思います! (2016年7月14日 16時) (レス) id: a2eced5c3e (このIDを非表示/違反報告)
切り身*.(プロフ) - 初めから読んでます。いつも更新楽しみにしてますので無理せずに頑張って下さい！ヽ(*´∀｀)ノ (2016年7月12日 17時) (レス) id: b30fa4f571 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイリア | 作成日時：2016年6月18日 10時
