第161奏 「ラ」＋「ビ」 ページ18
グシャッ
「いや…」
「Aっ!」
(っ…)
音的に、骨折れちゃったかな…?
「…………リナリーが………っ、仲間を…」
「やめて…」
喋ってるだけでも痛みが全身を走る
「私達を、世界より大事に想ってくれてるリナリーが、泣いてしまいますよ…っ」
「オレは、ナカマじゃナい…」
え…
ラ…ビ…?
ゴッ
「ガッ‥!」
「やめてぇええぇえ」
「Aっっ!!!!」
「今、その子に何言ったってムダだよ、A。
だって、仲間じゃないもん。ブックマンはただの傍観者」
ラビが槌を拾い
ブンッ
戦闘時の大きさに変える
「記録の為に、あんた達の中に入り込んだだけ。それがその子の本心なんだよッッ」
傍観者だから…仲間じゃない……?
「お前らを、仲間を思ったことは一度も無い」
ボッ
槌から出てくるのは、炎の龍
「「オレ」は、ブックマン次期後継者。それ以外、何者でもない」
「ラビ…ッ」
戦わなきゃいけないんですか……?
ラビ…
「劫火灰燼」
カッ
「火判ッッ」
ドン
炎の龍がこちらに向かってくる
「神ノ道化……ッ」
ヴン
戦いたくない…
だけど―
「はぁあぁあぁっっ、ハアッ!!」
ズバン
龍を真っ二つに斬り裂く
ガガガガ
「はあぁあぁっ」
ヒュオッ
しかし―
ヴヴッ ヴン
「A! 油断すんな!!」
ギュルッ
ドン
「!!」
(ふたつに分かれたっ)
プラナリアか!!
「ぐっ」
ギィン ゴッ
剣で一匹の攻撃を防御し、もう一匹の攻撃をかわす
(退魔能力の剣の神ノ道化じゃ、イノセンスの力に対しては無力だ。
ラビの攻撃を受けるには、爪の神ノ道化にしないと…)
でもそれは―
ビュン
!?
(ダメ………………)
ドン
ラビの攻撃を剣で押さえる
(爪の神ノ道化は、ラビ自身も傷つけてしまう!!)
そんなこと―…
「そんなことできません! ラビ!! ラビ!」
「天、判」
(っ、開放 木の盾!!)
ズガァ
雷を盾でガードし、間合いを取る
でも、木が雷をガードしきれるワケがなく…
「うああぁあぁあッ」
「………………っ」
「A!!」
「ラビ。お願い、もうやめて!! 目を覚ましてっ」
リナ…リ‥
フレッド……
「ムダだっていってるでしょ、リナリー。「ラビ」の心は、死んだんだって」
カッ
火と書かれた円が私の下に現れる
(私、仲間に殺されるんですか…)
「劫火…灰燼…」
ボッ
「…ラ、ビ…」
こうなったら―
バッ
「!」
ラビの体に剣を刺す
(イチかバチか‥!)
試したいことがあるんだ
→
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道化師ロキ - とっても面白いです！更新がんばってください！応援しています！ (2017年7月26日 14時) (
レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
アイリア - コメント、ありがとうございます。無理しないよう気をつけながら、更新していこうと思います! (2016年7月14日 16時) (レス) id: a2eced5c3e (このIDを非表示/違反報告)
切り身*.(プロフ) - 初めから読んでます。いつも更新楽しみにしてますので無理せずに頑張って下さい！ヽ(*´∀｀)ノ (2016年7月12日 17時) (レス) id: b30fa4f571 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイリア | 作成日時：2016年6月18日 10時
