第145奏 信じるという、私達の強さ ページ1
「…ッの!!」
ゴッ
「っ…!」
痛いけど、僕に気を取られすぎ
「っらあ!!」
ドン
潰したか…?
「全部遅いねッ!!」
潰れたと思ったジャスデビは
「
ラビの槌に座って、髪をいじっていた
「とても、僕らには勝てないよッッッ!!!」
バンッ
「が…っ……」
ラビが血を吐き出す
「ラビ!!」
(ちくしょう…さっきの攻撃で骨が…)
その時
ガッ
「おっ??」
ぐんっ
「A! ラビ!! フレッド!!!」
クロウリーが叫ぶ
ガッ
ジャスデビを後ろから抱きしめた
この場合、動きを封じたが正しい
「リナリー達を連れて、次の
「「!!!」」
「え…」
「クロウリー? ……ッッ」
何を言って…
「はなせ変態ッッ!!!」
ドッ
髪がクロウリーの体を貫く
「……行くである……ッ!!」
口から血を流すクロウリー
(その傷で残る気か…!?)
そして―
ピシッ
ドンッ
部屋の床に亀裂が入った
ゴゴゴゴゴゴ
「「「「!!!!」」」」
「地震…ッ!!」
「この部屋の崩壊が、始まったレローーッ!!」
「Aッッ、ラビッッ、フレッドッッ!!!!」
「早くッ!! この部屋も、限界である!
ここで全員…朽ちるわけには、いかんであろう!!!」
「はぁ〜なぁ〜せぇ〜」
それなら…
「僕が残りま…ッ」
「早く行けッッッ」
でも…!!
「でも、キミは怪我をッッッ!!」
「だからだ!!」
!
「私の…ッッ、この傷では、そう長くは戦えない…!!
この先のドアの…向こうで…誰がリナリーとチャオジーを守れる…!!」
「クロウリー…」
「A…、ラビ、フレッド。
お前達しかいないと信じてるから、…行けと言ってるのだ……ッッ!!」
「信じてるのだぞッッッ!!! 行けぇッッ!!」
その瞬間
ドッ
僕達のいる場所とクロウリーのいる場所に亀裂が入った
煙のような、光のようなナニかはクロウリーとジャスデビの姿を隠した
「クロウリ……ッッ」
「エクソシストさま!!」
「クロウリィーーーーッ!!」
リナリーの叫び声が響く
(っ、ちくしょう…)
ー 先に行ってろ ー
ー 行け!! ー
ふたりの言葉を思い出す
ああ…そうか…
私は…私達は…
信じることも… 大切なんだ
「行きましょう」
「A…」
生きて、追いかけてきてくださいね
クロウリー
「信じてます…」
誰にも聞こえない程度の声でそう呟いた
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「成り代わり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
道化師ロキ - とっても面白いです！更新がんばってください！応援しています！ (2017年7月26日 14時) (
レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
アイリア - コメント、ありがとうございます。無理しないよう気をつけながら、更新していこうと思います! (2016年7月14日 16時) (レス) id: a2eced5c3e (このIDを非表示/違反報告)
切り身*.(プロフ) - 初めから読んでます。いつも更新楽しみにしてますので無理せずに頑張って下さい！ヽ(*´∀｀)ノ (2016年7月12日 17時) (レス) id: b30fa4f571 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アイリア | 作成日時：2016年6月18日 10時
