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H.

『うーん、銃の扱いって難しいなぁ』



あの後ギリギリになって部屋に駆け込んだオレとAちゃん。立ち位置は名前順で松田を挟んでオレは(ゼロ)に、Aちゃんは萩原にどうしたのって突っ込まれてたけど”なんにもないよ”だけで突き通してた。2人ともこれ以上詮索しても何も出てこないと諦めてくれた。ちら、と彼女の方を見ると多分オレに向けてウインクしてきた。うーん、可愛い。



『うわ、降谷くんほぼど真ん中だね、すごーい…私全然当たらないのに』



「僕が見てやるから1回撃ってみろ」




『降谷くんに見られると余計に緊張して手元狂っちゃうよ』



「……いいから撃て」



珍しく(ゼロ)が動揺してるからニコニコしながら見守ってたらちょっと睨まれた。その顔は、オレが彼の隣にいて初めて見る顔だった。いつもそんなことしないのに。指摘されたとおりに撃つと彼女は器用なのか真ん中に当たるようになってきた。



『凄いね!降谷くんの言う通りにしたら真ん中に当たるようになってきたっ。ありがとう!』



ハイタッチを求められると一瞬戸惑うけどきちんと彼女に合わせてハイタッチしてる。急に感謝のハグ〜とか言って抱きついた時はさすがに焦った。無理やり(ゼロ)から引き剥がして萩原からちょっとお説教くらってた。……彼女の距離感はだいぶ狂ってるのかもしれない。

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早桃 - めっちゃ面白い!すごく好きな作品です!これからも無理せずに更新頑張って下さい!応援してますぅぅぅ! (2022年12月28日 1時) (レス) @page30 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴんくちゃん x他1人 | 作成日時:2022年9月11日 12時

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