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H.

松田のことを調べていた(ゼロ)に先に出てもらい、オレは1人になってあのおぞましい事件のことについてまた調べる。この事件のことは誰にも知られたくない。特にあの班のメンバーには、だからいつも気を使っていたはずなのに。



「…わっ!」



急に視界が塞がれたと思って後ろを振り向くと冬野さんがパソコンの方を覗き込んでいた。さっき(ゼロ)がいなくなった時には確かに1人だったはずなのに…。



『長野夫婦惨殺事件…これに興味があるの?』



「え、あ、いやその…」



タジタジしてるオレに彼女は更に続ける。



『そういえば、諸伏くんって地元は長野なんだよね?…これもしかして、両親だったりするの。そうでもないと、怖い顔して調べたりしないもんね』



昼食の時といい彼女は本当にナニモノなんだろう。只者じゃなさそうだ。そんな目で私のことを見ないでなんて笑ってるけどオレはなにも言うことが出来ない。



『でも、秘密にするね。バレたくないんでしょう?さっき降谷くんが出ていったあと執拗に周り見渡していたし』




「うん…出来れば秘密にして欲しいな」



『じゃあ約束ね…?秘密にするから小指出して…指切りげんまんっ』



そこからオレは彼女のことをよく目で追うようになった。呼び方も冬野さんからAちゃん、諸伏くんから(ヒロ)くんへと変わった。

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早桃 - めっちゃ面白い!すごく好きな作品です!これからも無理せずに更新頑張って下さい!応援してますぅぅぅ! (2022年12月28日 1時) (レス) @page30 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴんくちゃん x他1人 | 作成日時:2022年9月11日 12時

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