。❀ ページ21
H.
『なんか、研二くんと松田くんは分かるけど、
「やっぱ、似合ってない…?」
『あああううん、そんなんじゃなくって、いつも真面目な
「遠回しに俺らが真面目じゃないって言ってんだろそれ」
『まぁ…そこはそうだね。
うまーく松田を交わして店へと向かうオレ達。チョリース、なんて言ったことないんだけど案外上手くやれるもんだ。Aちゃんは後から様子見で後ろから入ってきた。萩原の作戦はそう、力ではなく数で犯人たちを制圧する、というものだった。
そしてそれは多分、班長の親父さんがやろうと思っていたことだとも萩原は言っていた。
「だからあの土下座は、命乞いなんかじゃなく、ここだよ…だれも傷つけてたまるかっていう警察官のハートが、そうさせたんじゃねーの?」
オレはその時見ちゃったんだ。Aちゃんがいつも萩原を見てる顔とは少し違う…そうだな、言うならば恋する女のコって感じなのかな。いつもは彼女の方が1枚上手に見えるけどね、それにかっこい、って呟いたのオレには聞こえちゃったんだ。彼女に視線をやると ん? って顔をされたから微笑んでおいた。…これは彼女とオレの秘密ではなく、オレの中での秘密だな、
183人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
早桃 - めっちゃ面白い!すごく好きな作品です!これからも無理せずに更新頑張って下さい!応援してますぅぅぅ! (2022年12月28日 1時) (レス) @page30 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴんくちゃん x他1人 | 作成日時:2022年9月11日 12時