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入校してまもなく、夜も眠れず1人でフラフラしてた俺。多分見つかったら教官に怒られそうなんだけど。ま、こんな夜更けに誰かいるわけでもなく眠る前の散歩って感じだった。




だけど、資料室の前を通ると明かりがついていた。辺りが暗いから少し明るいだけでも目立つ。


「…?」



誰かいるのか、と覗くと俺と同じ班のAちゃんが居て、何かを一生懸命に探しているようだった。…よくこんな時間にここに入れたな。鍵とか閉まってるはずなのに…どうしてだ?




『そこにいるの、誰?』





彼女は俺に気付いたらしく近づいてきた。





『あれ、萩原くん…どうしたの?こんな時間に』




「あぁ、なんか眠れなくってさぁ。Aちゃんこそ、どうしたの?」




『ううん、ちょっと色々あって調べてたんだ…』




口篭る彼女は多分、何か隠しているんだろうなとは思ったけれど深くは追求できなかった、




『ここでの出来事、他の人には誰にも言わないで欲しいの、』




”だって、秘密を共有することで男女の仲は深くなるんだから”





妖しく笑う彼女に俺はただ頷くことしか出来なかった。あーあ、今日は多分寝れないや。これは入校1週間でのできごと。

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早桃 - めっちゃ面白い!すごく好きな作品です!これからも無理せずに更新頑張って下さい!応援してますぅぅぅ! (2022年12月28日 1時) (レス) @page30 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴんくちゃん x他1人 | 作成日時:2022年9月11日 12時

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