11.正夢 ページ13
ジャックハートside
今日ワンダーランドから帰ってきた途端、Aが話があると僕の部屋に来ていた。
なんとも、見た夢が現実になるという。
「きっとそれは正夢だよ。不思議なことじゃないよ」
僕は夢の住人だから、夢のことについては詳しい方だ。
きっと、正夢が初めて起きたから戸惑いがあったんだろうね。
『ほんとに?何も、怖くない?』
彼は意外にも怖がりだ。
まだ君は小さな幼いコウモリだからね。
怖がるのも無理はない。
それに、正夢を見たってことは……
「Aの体に魔力が溜まってきた証拠じゃないかな?」
『魔力?』
「ほら、Aは元々はただのコウモリでしょ?それに、魔力も少ししか持ってなかった。それがマスターと再会したことで上がったとかじゃない?」
『上がったか……よくわかんないな…』
魔力は目に見えないし、無理もないか。
「マルフィとかに見てもらったらどうかな?あいつ、魔力強いし」
『うん。そうするよ。ありがとう』
そう言って、Aは部屋を出ていった。
まぁ、魔力が上がるのは予想してたし…マルフィに任せたら心配ないかな。
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はるまき(プロフ) - 続きが気になる... 更新待ってます! (2022年9月29日 0時) (レス) @page25 id: 7c9c8aed08 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - 前作とキャラのギャップに驚いております。環境の変化って凄いですね…続き楽しみにしてます! (2019年2月19日 17時) (レス) id: 377aae7433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒崎真琴 | 作成日時:2019年1月26日 18時