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story_54 ページ4
n.side
今日はいつもと比べて調子がいいから大好きな
ゲームをすることにした
LINEには"後で会いに行くね"とメッセージが
送られてきたから楽しみに待っていた
だって久しぶりの全員集合だから。
もうすぐかな〜なんて思って廊下を覗こうと
ドアの前に立つと、何やら人影が。
耳をすましてみると声の主はすぐにわかった
大野さん、翔ちゃん、相葉さん、潤くん
話は深刻そうな雰囲気で、声のトーンも低い
その時突然「二宮さんは精神疾患」
う、嘘でしょ？なんで俺が？
体力も回復してきて退院できると甘く考えてた
自然と涙が溢れてくる
止めようとしても止めることはできない
もう何もかも嫌だ…
ベットに潜り込み、布団を顔に被ってドアとは反対方向をむいて泣き顔を隠す
こんなにも人って泣けるんだ、って思うくらい
ココ最近ずーっと泣いでるじゃん、俺
ゲームの画面にはゲームオーバーの文字。
はあ……
溜息も涙も俺の言うこと聞いてくれない
これ以上みんなに迷惑は掛けたくない
話し声がしなくなって、そろそろ入ってくる
だろうな…と感じる
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
合わせる顔なんてない。
4人には悪いけど俺はもう終わりにしたいんだ
この先、何が起こるわからない。
これ以上4人を悲しませると俺が辛くなるから…
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作者名：なーこ | 作成日時：2018年8月18日 10時
