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、
匠「それにAちゃん最近全然
目も合わせてくれないし」
それは、北村くんのことが好きなのかもって
意識しちゃって恥ずかしくなっちゃうから
…なんてもちろん言えるわけなくて
『タイミングが合わないだけだよ』
匠「…ってことは、Aちゃんも
俺のこと見てくれてたの?」
『!!…っそういうわけじゃない!』
匠「あはは 。 ほんとおもしろいね?」
顔が真っ赤になっているのが自分でも分かるから
話題を変えようと聞いてみる
『そういえば、北村くん今年はどうして
球技大会参加しようと思ったの?』
匠「んー?なんで?」
『みんな、気になってるみたいだよ?
去年は球技大会も体育祭も北村くん欠席だったのにって女の子達が言ってたから』
匠「んー去年は出るメリットがなかったからね。」
『今年はあるの?』
匠「…Aちゃんに見てもらうためって言ったら?」
『…からかわないでよっ』
匠「結構本気だけど?」
『…』
匠「もし俺がさ、バスケでシュート決めたらさ
俺のお願いひとつ聞いてよ」
匠「決められなかったら、また今まで通り。
こうやって呼び出したりするのやめるよ。
だから見に来てね?」
そんなの。…北村くんがどうして
あたしにこんなこと言うのか、
どうしてあたしにこうして話しかけたり
呼び出したりしてくれるのかがわかんない。
けど、彼からの提案に頷いてしまった。
匠「ん、じゃあゲームが決まるまでは
こうやって呼び出したりするのも我慢するよ」
匠「そろそろチャイム鳴っちゃうし戻ろっか
先行きな?」
…北村くんのことが全然わからない
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作者名:なっぴぃ | 作成日時:2018年3月8日 21時