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その日のおひるやすみ
またいつものように音ちゃんと
お弁当を食べていると

これまたいつものメンバー
小林龍二と橘くん あと矢部くんが
話してくる

龍「匠海が女子と喋ったのなんて俺初めて見たわ!」
昌「え!たくみって匠海!?
匠海が女子と喋ったの!?誰と!」

龍「こいつだよ〜」

そう言ってあたしの肩に手を回してくる

小林龍二のボディタッチにも慣れてきたけど
いつもは 『やめてよ!』ってする抵抗を
しないから小林龍二もびっくりしてる

龍「え、反応なし?」
昌「どしたのAちゃん、電池切れ?」

音「…ずっとこんな感じだから
放っておいてあげて」

柊「…何匠海と会話しただけでそんなんなってんの?」
柊「あいつのこと好きなわけ?」

橘くんにそう言われてやっとあたしは
反応する

『べ、別に!そんなこと言ってないじゃん!』

柊「そーかそーかあんなんが好きか〜」

『だから好きなんて言ってないじゃん!』

柊「あいつのこと好きになっても相手にされるわけねーじゃん」

『そんなこと分かってるし、橘くんに関係ないでしょ!?』

昌「まーまーまーまー!喧嘩しないの!」
音「ほんと、やっと喋ったと思ったら
ムキになってうるさい〜」

龍「あはは!ほんと柊生素直じゃねー!」

柊「あぁ!?うるせえ!」

そう言って橘くんはなんかイライラして
教室から出ていった

ほんと何!?なんなのあの態度。
あたしが北村くんにドキドキしたって
北村くんのこと好きだったとしても
橘くんに関係ないじゃん。
意味わかんない

…って、北村くんのことが好き?
え 、 あたし北村くんのことが好きなの?

頭の中がグルグルして思わず北村くんの姿を
探すけど今日もおひるやすみは
教室に北村くんはいない。

…いなくてよかった。

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作者名:なっぴぃ | 作成日時:2018年3月8日 21時

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