ー136ー ページ41
＜慧side＞
知念と俺と大ちゃんのウルウル作戦が功を奏してようやく薮が口を開く。
宏「そうだな〜どこから話そうか。」
侑「途中まできいたけど、初めからでいいよ。」
宏「ん。…とその前に高木、Aのこと頼んでいい？」
雄「へいへい。話し終わったら呼んでね〜」
そう言いながらAちゃんをお姫様抱っこした高木。
『…んっ…こ、にぃ…？』
雄「ううん。雄也。ごめんね薮くんじゃなくて。」
『ん。ゆ、やさ…ん…』
そう言いながら高木の首元に顔を埋めたAちゃん。
涼「なんで雄也そんな冷静なの…」
たしかに、俺だったら我慢出来ないけど…
宏「あぁ、こいつ慣れてるもん(笑)A体調悪いと甘々だからな〜可愛いだろ？」
ドヤ顔で言うシスコン兄貴はおいといて、まじかぁと頭を抱える俺ら。
雄「じゃ。」
それだけ言ってAちゃんの部屋に入っていった高木を見送って薮が口を開く。
宏「なら初めから。」
それから、俺達は知ってることもあったけどかなり詳しく話をきいた。
心臓が弱いことも捨てられたことも雨になるとパニックになることも。
宏「それでこっからは、かなり重要なこと。」
さらに目が真剣になる薮。
宏「最近、わかったことなんだけど、雨の日にパニックになる原因。」
光「…わかったの？」
宏「半分はわかった。Aは雨の日に…」
声が震えだした薮を見て隣にいた光が背中をさする。
俺も近くに行き薮の手を握る。
宏「…ごめん。ありがとう。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜の花(プロフ) - 真白さん» 真白さん ありがとうございます！がんばります(^-^) (2017年2月28日 11時) (
レス) id: 407ac2a28e (このIDを非表示/違反報告)
真白 - とっても面白いです!!もっと読みたいです♪更新待ってます！ (2017年2月24日 21時) (レス) id: 5f2e06a460 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜の花 | 作成日時：2017年1月16日 0時
