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＜宏太side＞
急いで洗面所に向かいお風呂のドアの前で立ち止まり中の音を聞く。
宏「A?」
声かけても返事なし。やばいな。
ガチｬ
宏「やっべ！A！？」
意識を失ったAが溺れる寸前。
よかった、早めに来て…光に感謝だな。
とりあえず、服が濡れるのなんて気にせず抱き上げる。
宏「高木！とりあえずリビングにタオルでもいいからひいて！それから、毛布いっぱい用意！」
リビングに向かって叫ぶと了解！と返事が。
バスタオル巻いてるけど、バスタオルだけじゃ流石にあいつら何思うかわからないからとりあえず下着を着せてこんなときのために買っておいたガウンを羽織らせる。
そのままリビングへ運ぶと驚くみんな。
高木が引いてくれたバスタオルの上に寝かせ毛布をかける。
雄「大丈夫？」
宏「あとちょっとの遅かったら溺れてた。光ありがとう。」
光「ん。なんかいるものある？」
宏「ごめん、氷を袋に入れてもってきて。」
光「りょーかい」
それから俺は黙々と診察をする。
慧「…ねぇ、薮……？」
控えめに名前を呼んだ伊野尾。
宏「ん？」
慧「…大丈夫なの？」
不安そうに俺を見る光と高木以外のみんな。
宏「ん。元々貧血の症状がでてたんだと思う。言わなかったけど。実際、わりと軽めのダンボール、ひとりで持ててなかっただろ？」
慧「たしかに…」
宏「貧血にのぼせが重なって意識飛ばしてるだけだから大丈夫。」
よかったと安堵の声。
侑「なにか僕達手伝うことない？」
宏「んー。じゃあ、洗面所からAの部屋着を持ってきてほしいのと、光の手伝い、それからうちわでA仰いでほしいな。頼める？」
みんな口々にわかったと言いどうするか考え出した。
慧「おれ、部屋着とってくるね。」
涼「じゃあ、俺と知念で光くんのお手伝いしてくる。」
裕「じゃあ、俺と圭人と大ちゃんでうちわ係だね！」
大「よし！始めるぞー！」
大ちゃんの一言で一気に動き出すみんな。
宏「高木。ごめんだけど、うちわ出してきてくれない？キッチンの横の棚にあるから！」
雄「りょーかい！」
それぞれみんなを見送って、改めてみんないいやつだなと思う。
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菜の花(プロフ) - 真白さん» 真白さん ありがとうございます！がんばります(^-^) (2017年2月28日 11時) (
レス) id: 407ac2a28e (このIDを非表示/違反報告)
真白 - とっても面白いです!!もっと読みたいです♪更新待ってます！ (2017年2月24日 21時) (レス) id: 5f2e06a460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜の花 | 作成日時：2017年1月16日 0時
