夜半の月 (ページ11)

今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:3,814 hit

十話ページ11

薫)玄斎先生、ありがとう！
玄斎)お礼ならこれを書いた人にいうんじゃな。種類から分量まで正確に書かれておる。
薫)恵さんにそんな知識があったなんて驚きだわ、、、ちょっとだけ見直したかも。
玄斎)恵、、、？もしや高荷家の、、、
薫)玄斎先生、知ってるの？
玄斎)ああ、、、

　恵は道場の前にいた
恵(ここに長居してはいけない、、、)
　道場をチラリと見、歩きだす
A)めーぐみさん！どっこいくのー？
恵)？！？！！？
　目の前にはAがいた
恵)弥彦くんはもう大丈夫なの？
A)うん。大丈夫だって。
恵)そう、よかった。
剣心)で、どこにいくのでござる？
恵)？！？？？！！！？
　今度は剣心が出てきた心臓に悪い
恵)、、、みんなを危険に巻き込みたくないの。
剣心)会津に恵殿を待つ者はいないでござるか？
恵)！？どうして会津だって、、、
剣心)特有の訛りでござる。悠長に話していてもそれは消せないでござるよ。
恵)家族はいないわ。だから一人で生きていく。
A)そんなの嫌だ！
　Aはわめく
A)恵さんはお兄ちゃん取るし、意地悪だけど大切な仲間だもん！！それになんかあったらお兄ちゃんが助けてくれるもん！！ねー、薫ちゃん！
薫)ええ、ここにいてよ、恵さん。私も一人の寂しさはよく知ってるの。
恵)、、、みんな何でこんなに優しいのよ、、、。
　恵の目は潤んでいた
A)だって恵さんは優しいもん！
　ニッコリ笑うみんなを見て恵は泣いてしまった