【npr】日常と問題児

10.でれらん ページ12

１週間経った今変化がありました


蘭たんがでれています。

気づいたのはしゅーさんと蘭たんと私でご飯を食べ終わった後

いつもならお皿を下げてスタスタと２階へ上がる蘭たんはぴたりとそばを離れません



まぁ





私じゃなくてしゅーさんの側なんだけどね。



先程の食事中にしゅーさんは1週間どこへ行っていたのかを尋ねた。

するとしゅーさんは

｢えっと、親父のパソコンのプログラミングとかをいじってまして会社の手伝いやパソコンの使い方などの講習をそこでして来た感じですね。｣


その話を聞いた蘭たんはその名の通り目を爛々とさせてしゅーさんへ向けていた視線を尊敬の眼差しへとシフトチェンジした。


そこからあんなに喋んなかった蘭たんは主にゲームのことで質問攻めを繰り返している。

しゅーさんも最初は戸惑っていたが年下の扱いは慣れてるようで興味をそそるように質問に答えている。



こんなにはしゃげるんだなぁって蘭たんを見て安心し質問攻めを中断させ蘭たんをお風呂へと促す。


｢蘭たん、すごかったね。びっくりしちゃった｣

｢そうですね、割と専門用語とか知ってましたしあれが本当の蘭たんなんだと思いますよ｣

｢あーあ、私もパソコンに詳しかったら蘭たんからあんな感じで見てもらえるのになぁ｣

｢Aさんが居たから、俺の前でも安心して素を出せたんじゃ無いですかね。｣

｢そうかな、そうだといいなぁ｣

私がやってきたことなんてしゅーさんは知らないのに全肯定できる包容力がすごい

なんて思って見てると目が合ってしまったので笑い合った

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