君で溢れる【梅原裕一郎】

中島家の日常 ページ42

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「皆さんこんばんは中島ヨシキです」

『こんばんは、Aです！』

「Aの誕生日直前スペシャル〜！」

『え！なにそれ聞いてない！』

「言ってないもん。サプライズです！」

『嬉しい…なにそれ…』

「今年の誕生日は収録と被ってないけど、放送日が誕生日の前日ということで早いけどプレゼントお渡し会をしたいと思いまーす」

『えーなになに！嬉しい！』

「まずはディレクターの矢島さんから」

『ちょっと大きい…なんだろう…開けますね。あ！鏡だ！ライトついてるやつ！』

「手紙も入ってるから読むね。Aちゃんへ。20歳おめでとう。この鏡でお化粧して、今よりもっと素敵な女性になれますように」

『ありがとうございます〜！使ってたやつが最近落っことして割れたんだよね…だから化粧品についてる鏡でメイクしてた』

「なかなかチャレンジャーだな！次は坂本さんから」

『これは小さい…なんでしょうか…お？あ！顔パック詰め合わせセットです！』

「Aこのシリーズ好きだよね」

『好き〜！お肌ぷるっぷるになるんだよね。ありがとうございます！』

「じゃあ最後俺からね」

『よっちゃんからもあるの…！？』

「もちろんあるよ、これはラジオ用のプレゼントだけどね」

『え、どういう』

「ラジオ用でしょ、プライベート用、クリスマスプレゼント」

『まだまだあるじゃん！いいのかな…』

「とりあえず今日はラジオね。プライベート用は後日渡すわ。当日俺仕事だから」

『そうだったね』

「誕生日当日に一緒に過ごさないの初めてじゃない？せっかくの節目なのに…」

『寂しいけどよっちゃんお仕事頑張ってね』

「うん…頑張る…Aの頑張れは本当に頑張れるんだよなぁ…じゃあ渡すね」

『ありがとう！』

「開けて開けて…」

『ええ！嘘！』

「びっくりした？」

『びっくりした！ずっとずっとずーっと欲しいって言ってたピアス！ありがとう！』

「付けてあげよっか」

『うん！！』

「Aのピアスはですね、高校卒業したときに俺が開けてあげたんですよ」

『イヤリングだと思ってくれたプレゼントがピアスだったんだよね』

「そうそう。俺まじでやったなーって思った。はい出来た」

『かっ…かわいい…！』

「似合ってるよ。かわいい」

『本当にありがとう…もうよっちゃんに足向けて寝れない』

「寝相悪いからすぐ向けてそうだけどね。ちょっと早いけど20歳の誕生日おめでとう、A」

『ありがとう！よっちゃん大好き！』

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