｜大城卓三｜ ページ7
※ヒロインは女優設定
レギュラーを務める番組の収録を終え、
楽屋で荷物をまとめる。
マネージャーさんと明日以降のスケジュールを確認して、ようやく今日の仕事は全て終了。
「じゃあ、お疲れ様でした。」
いつもは自宅まで送ってもらうけど
今日はそうじゃなくて
『下で待ってるね』
そんなLINEに気付いたと同時に
駐車場で見慣れた車を視界に捉える。
駆け寄れば、運転席に座る彼とすぐに目が合って、促されるままいつものように助手席に乗り込んだ。
「ごめんね、待った？」
「いや。さっき来たところだから全然？」
プロ野球選手と女優。
お互いの仕事のこともあり
なかなか会えない日が続いていた中、
今日は久しぶりのデート。
彼が予約してくれていたというのは
個室型のレストランだった。
一緒に車から降りて、
席に着いたところで被っていたハットを外す。
普段は変装なんてしないけれど
今日は週末なこともあり、飲食店は人が集中していたから念のため。
「今日収録だったんだよね？」
「うん。」
「ご苦労さま。忙しいときに誘ってごめんね。」
「いいの！…私も会いたかったから。」
少し照れながら言ったら、
目の前に座る卓三も少しだけ頰を染めながら笑ってた。
最近の出来事や、お仕事のこと
たわいもない話に花を咲かせれば
時間が経つのはあっという間だった。
食事を食べ終わった頃
「ね、そっち座ってもいい？」
突然そう言われて少し驚いたけど、
うん。と頷いて隣の席をあけた。
テーブルを挟んだときとは違う、
近付いた距離にドキッとすると
それに追い討ちをかけるように顔を寄せられる。
「来週からの試合も頑張れるように、いま充電してもいい？」
「え…、っ！」
唇を奪われたのは一瞬だった。
多分私はしてやられた顔をしていて、
だから今彼は満足気な笑みを浮かべているんだと思う。
なんだかそれが悔しくて…
「私も充電したい。」
仕返しで今度は私から。
見つめ合う至近距離で、
そんなことをやり合う自分達がおかしくて、
クスクスお互い笑いながら
どちらからともなく
次は一瞬じゃなくて、少し長めのキスを交わした。
＿＿＿＿＿
リクエストありがとうございました！
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さや - たまたま来たら、素敵なお話がたくさんあって驚きました！ 連載終了後ですが、全てが面白かったので一言残したかった次第です。 (2021年10月25日 17時) (
レス) @page15 id: f25ed3400f (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - シノさん» こんばんは！楽しんでいただけたようで何よりです(;o;) こちらこそこの度はありがとうございました！また機会があれば是非宜しくお願い致します◎ (2021年8月16日 20時) (レス) id: 18773697e3 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - レイラさん» リクエストのお話ありがとうございました(^^)お話の山本くんがかっこすぎてにやけが止まりませんでした笑またリクエストをさせてください！！これからも更新を楽しみにしてます！！ (2021年8月16日 18時) (レス) id: 925d39f2e7 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - かいちん♪さん» こんばんは！喜んでいただけたようで何よりです(*;-;*)こちらこそこの度は素敵なリクエストありがとうございました！またいつでもお待ちしております☆" (2021年8月14日 19時) (レス) id: 18773697e3 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - シノさん» シノ様こんばんは！そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです!ありがとうございます( ; ; )リクエスト承りました◎山本選手書くのひさしぶりなので頑張りたいと思います！更新までお楽しみに♪ (2021年8月14日 19時) (レス) id: 18773697e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイラ | 作成日時：2020年11月1日 21時
