*:.｡. プロ野球 短編集 *･.*

｜小林誠司｜ ページ35

小林side








朝から忙しなく部屋の中を
動き続けるあいり。





今日は学生時代の友達の結婚式らしい。







あ、もうそろそろ家出る時間やって
言っとったな…







「誠司〜」


「ん？」






不意に名前を呼ばれて振り向くと、
寝室のほうから手を首の後ろにやりながら
こちらに歩いてくるあいり。






「ネックレスつけてもらえないかな？
最初に付けるの忘れちゃって…。
いつもよりもネイル長いの付けてるから上手く付けられない。笑」


「ええで。笑」





確かに彼女の手を見るとキレイなネイルが光っている。



ソファに座りながら手招きをすると、
ちょこんと俺の前に腰掛ける。










ネックレスに手をかける俺の視界に入るのは、


美容師の彼女が朝から
自分でセットしていた髪と、
アップされたことによって覗かれたうなじ。







内心ドキっとしながらネックレスを付け終わると、ニコニコしながらこちらを向くあいり





「ありがとう。格好変じゃない？」


「めっちゃキレイやで。笑」


「本当？良かった〜笑」









やばい、可愛いな…。









化粧もいつもと雰囲気違うから
どうしてもドキドキしてまう。笑








「良い結婚式になるとええな。」


「うん！
ウェディングドレス姿見れるの楽しみだなあ。」






優しく微笑むあいりを見ると
釣られて笑顔になる。





それと同時に、
いつか俺が彼女にウェディングドレスを着せてやりたいとも思った。









「…あいり？」


「なに？」






彼女の左手の薬指に軽く触れながら







「俺らも…な？

頑張るからもうちょい待っとってな。」







みるみる赤くなるあいり。笑



「え、、う、うん…///」


「なに、照れてるん〜？笑」


「照れてないよ！///」


「バレバレやから。笑笑」


「〜〜っ！/// もう！いってきます！」





照れ隠しをしながら
逃げるように玄関に向かうあいり。




「いってらっしゃい、気ぃつけるんやで。」









まあ、俺もちょっと照れたけどな？笑









でもほんまのことやから







いつか本当のプロポーズしたる








約束やで









昨日は侍ジャパン見事勝利！
おめでとうございます！！(^o^)☆




そしてそして、
お気に入り登録が100人を超えました！
本当にありがとうございます(*;-;*)
これからも頑張っていくので、是非よろしくお願いします！☆


レイラ

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