Sweet Night, and You

７＿ 谷口雄也 #ご褒美 ページ10

それは彼の一言から。










仕事で疲れてしまった、
と雄也に本音をもらすと優しい笑顔で








「じゃあ、頑張ったあいりにご褒美。」













え？なんて首を傾げた私とは反して
どこか自信げな彼は



ぎゅうっと私を抱きしめて頭を撫でてくれた。












温かい感覚に、職場で気が張っていた体の力が抜けてくる。

















寝室に導かれると
流れに任せて口付けを。










知らないうちにベッドのほうに誘導され
腰掛けた私をそっと押し倒す影












「今は全部俺に任せていいよ。」













おでこに、まぶたに、頰に








優しくキスを落とされる。














「あ……っ」














今度は包み込んで円を描くように胸を愛撫


















その行為ひとつひとつが

私のことを癒すと同時に確実に快楽まで連れていった。



　




　

　











「……んぅ……っ」
















下着を下ろされて忍び込んだ手が
ますます追い詰めてきた。













優しく、



かと思えば
たまに強く与えられる刺激













しなやかな指に翻弄されて

あっという間に波打った体。


















「はあ……は、あっ」


「あいり… 、













側にいるから、もっと見せて……」















彼からのご褒美。








それは私の全てを溶かしきるような




甘美な一夜


＿＿＿＿＿

以前連載していたシリーズから
足を運んでくださっている読者さまからリクエスト୨୧

ありがとうございました *＾＾*

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