Sweet Night, and You

６＿ 山崎康晃 #スイッチ ページ9

山崎side



彼女を連れて行ったのは間違いだった。





試合のあと
あいりを連れて控室に行ったら、
案の定囲まれて、、






その中心でニコニコしてたあいりを見たら、自然とモヤモヤしたものが湧いてきていた。







家に着いてから、
さっきの感情を払拭させるため


彼女にピッタリ寄り添って座ってみたものの、俺の思いとは裏腹にあまり相手にしてもらえない。







「ねえ、あいりー？」


「なに？」


「構ってよ。」









顔を覗き込んでも視線は絡まず、
あいりはさっきからケータイに夢中。









…こうなったら最終手段。














「…んっ」







細い体に腕を回して
髪に口付ける






抵抗される前に押し倒せば、
驚いたように俺を見上げるあいり。











ようやく目が合った。








やっとこっちを見えもらえて満足













だったはずだけど…





















「ちょ… 、康晃待って…」











その視線がこんな熱いものなら話は別












完全にスイッチオン。

















耳にふぅっと息を吹き掛ければ
肩をすくめるあいりが可愛くて。









「俺のことだけ見てて…」










彼女からそっとケータイを奪い、
空になった手の指に自らの唇を当てがう。












それに気を取らせながら足を撫であげたとき、薄く開いた口から甘い声が漏れたのが聞こえた。














「っん…」




















その波に身を任せるよう、更に敏感なところに手をかける。





頰を染めながら必死に応える愛しい彼女











「ん……、あっ」












耐えきれない様子で抱きつかれたが、
これでは俺の心臓の音がバレそうだ。









こんな状態のあいり










何回このときを迎えても、
慣れることなんて出来ない。











それは心底あいりを愛しているが故















もうヤキモチを妬いていたことなんて忘れて、













ただ本能のまま

目の前の細い体を掻き抱いた。


＿＿＿＿＿

リクエストありがとうございました＾＾

７＿ 谷口雄也 #ご褒美→←◎＿ 作者

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