Sweet Night, and You

４＿ 桑原将志 #ロッカールーム ページ6

将志に連れられて、
今日はベイスターズの皆さんがいるロッカールームに招待してもらった。
　
　
　


しばらくの間
楽しい会話に花を咲かせていた私たち。
　
　
　
　

「じゃあね、あいりちゃん！」


「はい！」

　
　
　
　
皆さんが帰ったあと、
彼と２人きりで残ったこの空間。
　
　
　
　
　

私たちもそろそろ帰ろうかと
振り返ったとき、

　
　
　
　
　

「きゃ…！」
　
　
　
　
　


前触れもなく突然
将志から壁に押し付けられる。
　
　
　
　
　
　




訳の分からないまま見上げると
途端に口付けられて
　
　
　
　
　
　
　

息をする余裕もくれずクラクラしてしまう。
　
　
　
　
　
　
　

力が抜けそうで、彼の服を掴むと
まるでそれが合図かのように
服を押し上げられた。
　
　
　
　
　


「ちょっと待っ…」


「ええから。」


「駄目だって……っん、」
　
　





　



胸に手をかけられて
思わず出てしまった声をハッと堪える。
　
　
　
　
　

恥ずかしくて耳まで熱くなり、
必死で彼に静止を呼びかけると小さな声で

　
　
　
　
　







「あいりが悪いんやろ、」


「え？」


「話しすぎやねん、みんなと…」
　
　
　






距離も近すぎやし。と呟くように言った将志

　
　
　
　

　
　

これって…嫉妬？

　
　
　


　


そんなつもりなんか全然なかったって
抵抗しようとしたけど、
　

今の彼の前では全て無効化。

　









　




腕を引かれ、今度はベンチに組み敷かれた。
　
　
　
　
　
　

　
　






「…っ、やあ…」
　
　
　
　
　

　



止まらない愛撫にもう声は抑えきれなくて、
こんな場所でと羞恥から涙すら滲む。
　
　


　




　




「…あいり、構へん？」


「将志…」
　
　
　



　
　

"何が" なのかはもう分かってる。













息が途絶えそうになりながら
こくりと頷くと、


　
　
　

腰を引かれて体がより密着するのを感じた。
　
　
　
　
　

　

「ぁあ…っ！」
　
　
　
　




　



繋がった部分から伝わる熱は
いつもよりもずっと強い。
　
　
　




　
　
　


「っは、あいりっ…！」

　
　
　



　





荒い息をするのは将志も同じ。
　
　
　




　





彼のほうに手を伸ばすと
優しく握られて
　
　
　



　




「…今日は妬いたで。」


「っ、」
　
　
　

　




揺れる視界のなか、
顔を赤らめながら真剣な目を見せた彼が印象的だった。

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