Sweet Night, and You

３２＿安田尚憲 #刹那 ページ42

彼はプロ野球選手
　
　


　



日々繰り返される過密なスケジュールは
私が思っている何倍もハードなはず。

　


　


　



　




だから会える時間はすごく限られるもの
　
　




　




そしてそれは
不思議なくらい早く過ぎ去ってしまうような気がする。

　



　




　


　



　


久しぶりにオフが被って再開を果たした日

　



　



　


　



最後に会った日から
だいぶ時間が経ってしまっていたせいか、

　



　


　






その夜は
いつにも増して甘くて濃い夜になった。


　









　
　









「…んっ……」

　

　



服を脱がされるのと同時に
体の各所に落ちるキス
　





　

　







下着がズレて
思わず手で隠した私を柔らかく見下ろすと
　
そっと頰に口付けながら
その手を外される。



　


　








　




次々と露わになる弱いところにも
尚憲の顔が近付いて熱い息がかかる。



　


　


　




　

　




「…待っ……ぁ、！」



　




　


腰を深く埋め込まれて意識が薄れた



　


　



　


　


揺れる度に漏れてしまう声が
耳を塞ぎたくなるくらい寝室に響き渡る



　




　








「あいり…、もっ、と…」


　

　




　

　




そのまま手は胸のほうへ、
　
　
指でその頂を摘まれ







　




尚憲が私を煽り続けた。






　


　

　






これ以上求められたら
どうにかなってしまいそうなくらいに





　





　




　



　



　





「や、ぁ…！」

　
　




　

意思とは反して
大きく弾けた体から
　
一気に力が抜ける。


　



　




　

　




浅い呼吸を繰り返していると
優しく抱きつかれた。




　


　






少し汗ばんだ素肌が心地良くて
ゆっくり瞳を閉じる。



　
　


　


　





瞼に熱が冷めきらない唇の感触を感じたのは
そのあとすぐ



　

　

　









導かれるように目を開けたときに見えた、
　
天井を背にしながら
切ないくらいに熱い眼をした彼が
　
妙に印象的だった。
　
　

＿＿＿＿＿

リクエストありがとうございました★

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