Sweet Night, and You

１８＿ 湯浅大 #手をつないで ページ23

オフが被った日の昼下がり。




なんとなく彼に甘えたくなって
肩に頭をちょこんと乗せると、

指を絡めて手を握られた。









視線が絡んで小さな笑みを交わせば、
どちらからともなく抱きつき合う。









微睡んでしまいそうな感覚になるのは
窓から差し込む温かいお日様のせいかもしれない。















柔らかいソファが少し音をたてて、
その度に私の口から息が溢れる。








「ん……ゃ…」








はらりと外された下着の下に
隠れていた素肌に口付けられて、


咄嗟的に彼の肩に手をかけると






優しく手を繋ぎ直してくれた。














ずっと離さずに繋がる手と手が嬉しくて

行為の最中も、時折ぎゅっと強く握り合う。














「…あっ……！」








熱いものが中に入ってきた瞬間、
思わず身をよじると










「ん… 、痛くない…？」













頰を撫でて、そう聞いてくれる彼。







そんな優しさが嬉しくて、



彼の好きなところの１つ。












目を見て頷くと、ゆっくり動きが始まって








部屋の中で聞こえるのは
２人の声と吐息。













「…はっ、ぁ……」


「ん… 、っあ…」









なかなか会えなかった時間の分だけ、

思いのままに抱き合う。








体が震えたその瞬間も、

繋がったままの手からは心地よいぬくもりが。









薄いレースのカーテン越しの太陽が沈み始めるまで、私たちは体を寄せ合った。




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リクエストありがとうございました＾＾

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