Sweet Night, and You

１７＿ 坂本勇人 #ある夜 ページ22

互いを求め合うことに理由なんて必要ない。






そんな風に思う夜












どちらが決めたわけでもないけれど、

毎週日曜日の夜は
2人きりで過ごすことにしている。











一緒にシャワーを浴びて
脱衣所に戻ると

おもむろに後ろから抱きしめられて、
唇を首元に寄せられた。










バスタオルを軽く巻いただけの状態



「待っ…て…. 、」





静止をかけても止めてくれないから、

振り返って目を見ながらもう一度訴えかける。








「ここじゃ駄目だって…」








そうすると、
ようやく手を止めた勇人。









「じゃあ、はよ行こ」














私を抱き抱えた勇人は
そのままベッドへ向かい、

なだれ込むように組み敷かれ
熱いキスを交わす。














髪も濡れたまま、体も湿気が残るまま

だけどお互いを感じ合いたくて
足を絡ませながら夢中で口付け続けた。











「んっ……、あ………ぁ」










肌のぶつかる音が淫らに寝室に響く





















「、はや…と……っ、もう……」


「もっと？欲しいん？」


「…そうじゃ……な……っ！」












腰をしっかり掴まれているせいで
少しも逃げることが出来ない。













大きく体が波打ったあとも


ベッドの上で勇人から
幾度となく攻めたてられる。






　


上になったり、下になったり、
　
　

薄暗い部屋で
　
愛し合うが故、目の前の存在を求め続ける私たち。












「んっ……ゃあ、……あ、」















目が眩むほどを快楽に包まれて、
震える腕で必死に彼に抱き付いた。














もう駄目…








そう思って見上げた愛おしい人の顔








その表情が律動の中で少し歪んで見えたのは、きっと見間違えじゃない。











ぎゅっと、隙間がないくらい抱き締めあって
その時を同時に迎えた。












そのあとも熱いキスから続きを、










夜が更けて


空が白くなり始める頃まで




ベッドの上で２つの影は愛し合い続けた。


＿＿＿＿＿

本日の更新はオリジナルでした ♔

実はもともと、
このお話が第１話候補だったのです * ੈ✩‧₊˚
　
　
Have a good night .

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