Sweet Night, and You

１６＿ 山本泰寛 #旅行先 ページ21

「わあ！キレイ！」




　




今日は泰寛とちょっと遠出の旅行。







　






泊まる部屋の窓から見える景色がとても綺麗で、彼に話しかけると眉を下げた笑みを返される。






　



「あいりにそんなに喜んでもらえたら、連れてきた甲斐があるよ。」









後ろから抱き締められたぬくもりと、
久しぶりに2人きりで過ごせる時間が嬉しくて
そっと彼のほうに身をまかせた。











　



　



　


夜になり、夕食と入浴を済ませたあと

自然と体が引き寄せられる。










離れないように腕を絡めながら
立ったまま唇を通わせ


行為が進むごとに着ていたものが
少しずつ床に落ちてゆく。







中に入り込んで、素肌を撫でるその手つきに背筋がぞくりとした。













鳴り止まない心臓の音が
彼まで聞こえてしまいそう。











「あっ……ぁ………んっ」













窓際に置かれた座椅子の背に
手をつかされて



後ろから腰を打ち付けられる。














すぐ目の前に広がる夜景が
本当ならすごくキレイなはずなのに、




今はまるで見られているような気がして
恥ずかしくて仕方がない。













「待っ、て……あっちで……」










振り返りながらお願いすると


泰寛は私に軽くキスを落としたあと
抱えて柔らかいベッドの上へ。













「…あぁ！…ゃ………ぁん！」










残りの服も全て取り払い、何も身に付けていない私たち。











乱れた互いの息が部屋に響いて
耳まで翻弄されてきた。











「く…っ、あいり……はぁ、！」


「……ぁあっ！」














最後の瞬間は２人同時に













ベッドが１番沈んだそのとき、
満ち足りた気持ちでいっぱいになる。










甘い空気が溢れるこの部屋は、

その後もしばらく熱が冷めることはなかった。



＿＿＿＿＿

リクエストありがとうございました(*＾＾*)

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