Sweet Night, and You

１＿ 西川遥輝 #会いたくて ページ3

長期の遠征から戻った遥輝
　

　


玄関のドアを開けて出迎えた
その笑顔を見たら、
　

さっきまで溜まっていた仕事の疲れが
全部消えてしまったよう。
　
　

　
　
　


数日ぶりに2人で食事を囲んで
会話に花を咲かせる今、
　
こんな日常が私にとって
とても幸せだ。


　


　
　
　

　



「あいり、」


「ん…」

　

　
　
　
　



そろそろ寝ようかと、
　
リビングの電気を消そうと立った瞬間のこと


　
　
　
　

気付けば、彼の腕の中で唇を重ねられていた。

　
　
　


　


　


キスをしたまま
遥輝がそっと電気を消して

　
　
　
　
優しく寝室まで連れられる。

　
　

　
　

　


柔らかいベッドに2人で一緒に倒れ込んで、

抱き締め合い夢中でまたキスを交わす私たち。

　

　

　
　
　


　


「んっ」

　
　
　

　


くすぐったいくらい体中に唇を通わせられて、思わず漏れてしまう声。

　

　

　




久しぶりなせいか恥ずかしくなり、
手で口元を押さえると
　
　



それに気付いた彼から手を外された。


　

　


　

　


「ちょ…やだ。」


「聞かせてや。」


「恥ずかしいって…」


　
　
　


　



私の静止も、
さらに攻めためる彼には全く及ばず
　

悔しいくらいに主導権は遥輝だ。




　
　

　


　


「ええ？」

　
　
　

　

　




こんな時にそう言うこと聞いてくるなんて
ズルすぎるよ。

　

　

　





優しく揺すられながら
私を見下ろす彼と目が合うと
　

　

胸の中にあった想いが溢れてくるようで。




　

　


　



　
　
　
　
　




「会いたかった」



　

　









その数日間、私を占領していた想い。
　
　


でも言葉にしたら遥輝に迷惑をかけると思い、閉まい込んでいた本音。


　
　
　

　


それが今、

　
　
　


目の前に彼がいる今、


　
　


　





止まることなく溢れて仕方ない。


　
　
　
　


　

　






「ねえ、、遥輝…っ」


「ん？」




　
　
　



　



「…好きだよ」

　
　
　
　






擦れるような声で伝えると、
　
　




一瞬目を開いた遥輝が
そのあと小さく笑みを浮かべて



　

　

　

　


「俺も好きやで、めっちゃ。」





　

　
　
　
　


　



大好きな人が私に覆い被さり
今までよりも深くベッドが沈んだとき、

堪らず私も彼に抱き付いた。

２＿ 山田哲人 #意地悪→←リクエストについて

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