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〈 朝 〉 ページ5

西川side




意識の遠くの方から

アラーム音が聞こえて





腕の中からあいりが出て行くと

朝やなあって寝ぼけながら実感する。










「まだ寝てていいよ。」


少し掠れた声で
あいりが俺の腕に触れながら
そう言うのは、

付き合っとった頃からずっと。



そんなあいりの気配りに
朝は身を委ねっぱなし。















お言葉に甘えて、
もう一度 布団を被り直しながら
ゴロゴロしとると






リビングのほうから
可愛らしい声が聞こえてきた。








「パパまだ寝てるから、そろそろ起こしてきてあげて?」


「わかった!」













頰が緩むのを必死に堪えて
期待しながら目を瞑ると


そのすぐあとに、







「ぱぁぱー」







蘭那の声が耳に届く。









うっすら目を開けてみれば


ベッドの縁から覗く蘭那の顔。







ちょこんと乗り上がり、

ゆさゆさ俺の体を揺らすのが
めっちゃ可愛いねん。











「もう朝だよー!」


















しばらく布団に包まっとったけど
そろそろ…















「よし、蘭那捕まえたで〜!笑」


「きゃ〜!笑」









飛び起きて、蘭那を腕の中に閉じこめると
逃げようと必死にもがく小さな体










でも逃げるのをすぐにやめて
ぎゅって抱き着いてくるから



こんなん反則やん。って思わされたり。笑


















「ちょっとなに?
2人だけで楽しそうなんだけど。笑」











蘭那と戯れてると、
寝室のドアのところから

俺たちのことを見ているあいりの姿が














ご飯出来たよ?なんて言いつつも、


何処となく混ざりたそうな顔しとったから















「今度はママのこと捕まえんで!笑」


「どっちが早いか競争ね!」


「…え!?笑」














2人でベッドから勢いよく降りて、あいりのほうへ駆け出す。










蘭那と ほぼ同時にあいりに抱き着くと、びっくりしながらも嬉しそうな顔してん。













我が家の朝は
こんなに幸せやから、









やっぱり俺の自慢やな。

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設定タグ:プロ野球 , 西川遥輝 , 北海道日本ハムファイターズ   
作品ジャンル:恋愛
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レイラ(プロフ) - さやさん» こんばんは☆お久しぶりです^^ 今日から新作始動になります!まだ始まったばかりなので、しばらくはここで西川選手中心になりそうですが、少し余裕が出てきたら また新たに新作を出そうと思います(><)今後ともぜひ宜しくお願いします! (2019年8月25日 21時) (レス) id: 3b7afaa3ee (このIDを非表示/違反報告)
さや - こんにちは! 新作始動ですか? 西川遥輝familyも好きでしたが、カープの安部友裕familyも好きだったので、気が向いたそちらもお願いしますm(__)m (2019年8月25日 14時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイラ | 作成日時:2019年8月25日 6時

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