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〈 両手に花 〉 ページ17

西川side





「ん、」








目を開けて見えたんは、
飲みかけのコップと静かに流れるテレビ。






時計を見れば１時間程進んでて
少しの間ソファに座りながら眠ってたことに気付く。











「あれ？」





心地いい重みを左肩に感じ
視線を移すと、そこには小さな寝息を立てるあいり。





俺と同じで、知らんうちに寝てもうたんかな。笑










無意識のうちに、軽く手を握っとったのがわかると
少しの恥ずかしさが込み上げてきた。










彼女の手を握りなおし、寝起きの余韻に浸っていると
もう一つ 温かいぬくもりに気付く。



















「、、こっちもやん。笑」











反対側に目をやれば、
俺の右膝を枕にしとる蘭那は夢の中







優しく頭を撫でると
気持ち良さそうにするが嬉しくて。

















寝顔がそっくりな２人に
何か掛けるものを持ってきてやりたい気持ちは山々なんやけど、


あいにく今の俺は動けそうにない。


















なんか、両手に花やな。










愛しくて
何よりも大切な２人の存在が


右手と左手、どっちにも感じられとる今。












幸せすぎて顔緩んでまいそうやから、
バレへんうちに俺ももうひと眠りしようかな








あいりと蘭那の温かさに包まれてる今なら、
いい夢が見られそう



＿＿＿＿＿

読者の皆さま、こんにちは!

しばらく更新お休みしてしまって申し訳ありません(；；)


今日からまた西川ファミリー再開させようかと思いますので、
どうぞよろしくお願いします(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)


コメント等もお待ちしております☆"

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