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仕事を終えてスタジオを出たのは
午後22:30。

個人での仕事であっちゃんも今日は忙しいらしく連絡が帰ってこない。沢山の笑顔と過ごしていたせいかなんだか寂しさを感じた。

イヤホンから流れてきたのは、
臣くんのEND of LINEだった。

急に会いたくなって、
電話をかける。

prrrr...

『はいよー?どした』
『お疲れさま。今何してるの?会いたい』
『今どこ?』
『今◯△スタジオ出たとこ』
『そっかそっか。待てる?』
『ん。会いたい。』
『今から行くね』

そういって電話を切って、
近くのコンビニにいるね。
そうLINEを送り、
コーヒーを片手にタバコに火をつける。

そんなタイミングで次は隆ちゃんの
Thank youが流れてきた。

タバコの3本目がちょうど終わる頃
目の前にタクシーがきて、
2人降りてきた。

臣「ありさ」

ありさ「え!隆ちゃんも!」

臣「ありさのことだし、俺らに会いたいかなって思ってさ。」

隆「何聴いてんの〜?って俺かよ!」

ありさ「なんか急に寂しくなっちゃった…。でも臣くんと隆ちゃんの顔見たら安心した。」

隆「腹減ってない?」

ありさ「ん。大丈夫。」

臣「さ、どうしますか!」

ありさ「ごめんね、遅くに呼び出して…。明日仕事は…???」

隆「俺と臣は夕方から。」

ありさ「私も!」

臣「それに、ありさはさ。もっと人に頼っていいの。俺嬉しかったよ。会いたいって言ってくれて。アツシさんと付き合いだして、中々言ってくれなくなったし。俺たちも寂しかったよな?」

隆「そうそう。」

ありさ「ふふっ。本当に2人がいてくれなかったら私今頃寂しくて死んでたかも。8人でずっと居たいね。ずっと、歳を取ってもグループがなくなっても、おじいちゃんおばあちゃんになっても楽しかったよねって言いたい」

臣「当たり前だろ。苦しいことも楽しいことも共有してきた仲間だろ、俺ら。」

隆「何が不安で心配なのか分かんないけど、俺たちは絶対離れていかないから安心しろ。」

私を真ん中に手を繋いで
夜の街を歩く。
気付けば川沿いを三人で歩いてた。

臣「ありささー、いい加減タバコやめたら?」

隆「安心できる存在なんだろうけどさ」

ありさ「へへへ、この前あっちゃんにも怒られちゃったんだ〜。でもやめらんない。私にとっての逃げ道なの。」

臣「んー、じゃ、本数減らすかタール数下げろよな」

隆「タバコってやめるの難しいもんね」

心配してくれる2人の声と
繋がれてる手があたたかくて
泣きそうになった。

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作者名:ねっつ | 作成日時:2019年2月17日 22時

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