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ん？あそこに誰かいる。
昼時、阿部ちゃんの様子を見に病棟に来た。
廊下の1番奥で座り込んでいる小さな体。
nb『阿部ちゃんなにしてんの？』
近づいて目線を合わせるようにしゃがんで声をかけると振り返ってこちらを見つめている。
ab『ん…』
ん？阿部ちゃんは俺に向かって両手を広げて伸ばしてきた。
抱っこ？いや、阿部ちゃんは俺に抱っこの催促をするような子ではなかったはずだが。
ab『抱っこ…ふっか先生…』
ふっか先生？あぁ、なんだ。
熱高すぎて誰が誰かもわかんねぇの？笑
俺が固まっていると阿部ちゃんは目に膜を張らせ今にも泣きそうになったため慌てて抱き上げた。
うわ、めちゃくちゃ熱上がってるじゃん。
そりゃ訳わかんなくなるわ。
ab『えへへ、』
腕の中の阿部ちゃんは俺の白衣をぎゅっと握って体全体を俺に預けている。
どうすることも出来ずとりあえず目黒の元に向かうことにした。
mm『あれ？翔太先生に抱っこされてるなんて珍しい 笑』
nb『違うんだよ、こいつ俺がふっかと思ってる』
mm『なるほど、よかったですね 笑 。阿部ちゃんに甘えて貰えて 笑』
nb『よくねぇよ 笑 。目黒どうにかして』
mm『えー、仕方ないっすね。阿部ちゃんおいで？』
目黒が阿部ちゃんに向けて腕を伸ばすが、当のあべちゃんはぷいっと顔を逸らして再び俺にしがみついてきた。
目黒が無理やり俺から阿部ちゃんを引き離そうとすると遂にグズり出した。
ab『やぁだ…っふっか先生…っ』
mm『まじで勘違いしてる 笑 。そのままお散歩したら寝るんじゃないですか？笑』
nb『えー、まじで、、？』
mm『はい、行ってらっしゃい 笑』
阿部ちゃんを抱っこしたまま病棟一周終える頃には阿部ちゃんの瞬きが遅くなりだした。
リズム良く体を叩いてあげればズンっと体が重くなりスースーと寝息を立てて眠ってしまった。
ベッドに寝かせれば目黒に解熱剤の点滴を用意してもらうことにした。
________________________
作者から
りんさんリクありがとうございました！
終わり方雑でごめんなさいっ、
続く (更新停止中)
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むむ(プロフ) - このお話が大好きです！少しずつでいいので更新して頂けると嬉しいです！楽しみにしてます！ (2020年10月29日 15時) (
レス) id: e5ba25e8cb (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - いつも楽しみにみてます。最近忙しいですか？応援してるので出来たら更新してください。 (2020年8月29日 21時) (レス) id: 137beba8ce (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん推しです - 面白いですね。更新楽しみにしています。 (2020年8月7日 14時) (レス) id: ca2dc115dc (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - めめラウ担さん» リクありがとうございます！少し遅くなりそうですが書かせていただきます！ (2020年8月5日 22時) (レス) id: de1ba4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
めめラウ担 - 誤字ってしまいました。すみません“〇|￣|＿ (2020年8月4日 22時) (レス) id: 8f7e48f752 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うた | 作成日時：2020年6月20日 21時
