3 ページ27
nb side
fk『翔太〜。阿部ちゃんがさ、』
nb『退勤前に聞きたくない』
帰る支度をしているとふっかがやって来て嫌な予感がした。
fk『これ。』
ふっかは白衣のポケットから薬を2つ出してきて俺はそれを手に取る。
なんだ。印字を見ると��阿部亮平��と書かれていた。
fk『阿部ちゃんお昼の薬ゴミ箱に捨ててたよ』
nb『はぁ、もうなんで…』
薬を捨てた怒りと同時に呆れが出てしまった。
あいつ本当に手がかかる。
nb『ふっかありがとな。』
fk『おう。あんま泣かせるなよ』
nb『いや、これは無理だろ、』
fk『確かに。ラウがやってたら思いっきり泣かせるわ』
nb『だろ？まぁ行ってくる。』
fk『行ってらっしゃい。そしておつかれ』
ふっかに見送られて私服のまま病棟に上がる。
.
nb『あーべちゃん』
ab『…っぐすっ…ひく…っ』
なに、もう泣いてんの。この子
一応悪いことしたってことは分かってんだ。
部屋に入って椅子に座る。
nb『んで？こんなことしていいと思ってんの？』
俺が問いかけると首をブンブン振った阿部ちゃん。
真面目だけどたまにおいたがすぎる事がある。
きっちり叱っておかないとまたやる可能性があるので声は低くお叱りモードを入れる。
nb『俺、めちゃくちゃ怒ってるよ。大事な薬飲まないで捨てるなんて阿部ちゃんは病気治したくないんだな。』
ab『…っちがう…っぅ…』
nb『いいんだよ？阿部ちゃんが飲みたくないなら飲まないで。その代わり他の病院にばいばーいってしちゃうけど。』
ab『やだ…っぅっ…ひく…っ』
nb『俺もう阿部ちゃんの治療しないよ』
ab『やぁぁ…っ！ごめん、っなさい…っぅ』
nb『はぁ。もう薬捨てない？』
俺の言葉に激しく頷く阿部ちゃん。
阿部ちゃんは涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃになってしまっている。
ティッシュを1枚取って阿部ちゃんの顔を拭いてやる。
nb『絶対だからな。約束』
ab『ぅっ…ん…っぐす…』
nb『泣きすぎだから 笑』
約束したところで先程とは打って変わって優しめの声を出してやる。
次したらただじゃなおかねぇ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1269人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むむ(プロフ) - このお話が大好きです！少しずつでいいので更新して頂けると嬉しいです！楽しみにしてます！ (2020年10月29日 15時) (
レス) id: e5ba25e8cb (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - いつも楽しみにみてます。最近忙しいですか？応援してるので出来たら更新してください。 (2020年8月29日 21時) (レス) id: 137beba8ce (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん推しです - 面白いですね。更新楽しみにしています。 (2020年8月7日 14時) (レス) id: ca2dc115dc (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - めめラウ担さん» リクありがとうございます！少し遅くなりそうですが書かせていただきます！ (2020年8月5日 22時) (レス) id: de1ba4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
めめラウ担 - 誤字ってしまいました。すみません“〇|￣|＿ (2020年8月4日 22時) (レス) id: 8f7e48f752 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うた | 作成日時：2020年6月20日 21時
