雪男総合病院 4

ラウール誕生日 ページ13

kj side

今日はそう！ラウの誕生日やねん！

プレゼントに悩んでいた阿部ちゃんをコソッとナースステーションに呼び出す。



kj『阿部ちゃん阿部ちゃん、一緒にお絵描きしてラウにプレゼントしようや』

ab『する！』

kj『ほな決まりや！』



いつもよりいい紙に2人で絵を描いていく。


.



ab『できたぁ』

kj『ほなラウにプレゼントしに行こか！』



部屋を覗くとラウは座って真剣な目で教育テレビを見ていた。



kj『ラウ〜』

ab『らうーるおたんじょうびおめでと！』

kj『誕生日おめでとう！』



部屋に入りながら言えばラウがこちらを見た。
そして2人で書いた絵を差し出すとラウはキラキラとした目で��ありがとうっ！��と言った。



ru『かわいいっ！雪だるまさんだぁ』



阿部ちゃんが描いた9色の雪だるまの絵。
季節外れではあるが阿部ちゃんが雪だるまが大好きで描いたとの事。



ru『ティラノサウルスいる〜』

kj『俺が描いてんで』



ラウがティラノサウルスに何処と無く似ているので俺が隅っこに描き加えた。



ru『凄いっ！ありがとう〜』



ニコニコと笑いながら俺と阿部ちゃんの目をみてきちんとお礼を言うラウ。
なんて可愛い子なんや…
ほんま罪やで…



kj『ラウ何歳になりましたか〜？』

ru『んっとねぇ、ごさい！』



手を見て考えながら動かしてバッとこちらに向けパーをして5と示した。



kj『よく出来きたな〜、せや、5歳やでラウ』

ab『ラウ5歳っ！俺6歳っ』

kj『せやで〜。5歳になったラウはイヤイヤしーひんもんな？』

ru『しない〜』

kj『ほんま？ふっか先生に言っとかなあかんな』

ab『ふっか先生っ！来る？』

kj『今日の夜来るんちゃうかな？』



ふっか先生のことを話題にすると阿部ちゃんはいつもソワソワしだす。

って彼女か！


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作者から

ラウールくんHappy Birthday !!

いつまでも可愛い末っ子ちゃんで
メンバーから愛されてすくすく育ってね.*˚✩

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